BBCのジャニーズの番組、やっと見れた。
序盤から、これはバラエティなのかと思うようなシーンが
いっぱいだった。
「週刊文春」の中村竜太郎が、当時を思い出したとかで
涙するシーンのものすごい胡散臭さ!
街頭インタビューに応じた渋谷の若いお兄ちゃんが、
キリスト教のBBC記者に向かって、
「ジャニー喜多川 イズ ゴッド!」
と満面の笑みで繰り返すシーンには爆笑してしまった。
その後、いくら街頭でインタビューしても、
満足のいくコメントが得られず、
元ジュニアの男性たちにインタビューしても、
「いかにも被害者」らしい被害者が現れてくれず、
どんどん顔が困惑して、悔しがりはじめ、
挙句の果てに、マスコミとジャニーズとの関係だけでなく、
ファンがジャニーズに熱狂して徹底的に応援することまで、
「統制されている」と括ってしまうところが、
あまりに強引であきれた。
それに、売れたジャニーズアイドルには、
それぞれ人生をかけた決死の努力があるということを、
まったく無視してるよね。
ジュニアをやめてホストとして働いている男性は、
23歳になった今でも、チャンスがあるなら受け入れると
ものすごく正直に語っていた。
それでも、BBC記者は「彼は運よく逃れられた」なんて
勝手に表現するのだから失礼千万だ。
当時を思い出して胸を詰まらせるといっても、
人によっていろいろな思いが去来する話でもあると思った。
ジャニー喜多川との関係性だけでなく、
そもそも自分はアイドルを目指したが通用しなかった、
チャンスを得ていても、そこから売れて芸能界の地位を
獲得した人とはやはり差があったという、
認めるのがつらい敗北感も抱えているだろう。
確かにそういうこともあったけど、
今でもジャニー喜多川を尊敬していると、
柔和な顔で答えた元ジュニアたちには爽やかさすらあった。
SNSを観察してみたけど、
このBBC記者を猛プッシュする人のなかには、
同時にガーシーを支持している人もいるようだ。
「反テレビ」「反既得権益(?)」みたいなスタンスで、
「ぶっ壊~~す!」の爽快感を煽られて、
ふわっとジャニーズ潰しに乗せられてるだけの、
漂う人々がいっぱいいそう。
土曜夜8時のよしりん・チェブリンの悪のタッグ、
楽しみにしてます!