高森先生から勧められて、
今号の文藝春秋「佳子さまからの警告」を読んだ。
眞子さま結婚をめぐる姉妹の葛藤や、
「重い鬱状態」と表現されている心理状態のこと、
女性宮家の議論が遅々として進まない中、
結婚して皇籍離脱するのか、それとも皇室に残るのか、
延々と決着のつかないままズルズルと長年引きずられて、
どのような苦しみを味わわれているのか、
そしてそのことを国民がまったく理解していないことなどが、
宮内庁幹部、担当記者らの証言からストレートに伝えられている。
「お世継ぎを生まなければ『なぜ生まないんだ』と批判される」
「皇族の人権をどう考えるか」
「高い塀に囲まれた空間で、幽閉されているのと同じ」
「人生設計が宙ぶらりんでいることほど過酷なものはない」
「鬱じゃない皇族はいない」
言葉の数々から、状況を改めて想像し、
胸が圧迫されるような感覚になった。
バッシングに興じてきた日本人の痴態を思い返して、
本当に申し訳ない気持ちにもなった。
皇族の方が、「皇室から脱出したい」という思いしか
持てなくなるような状況を作り出しておきながら、
その危機的状況を理解すらしていない国民のひどさ。
また、雅子さまは、皇后となられてから、
国民の役に立ちたいという強い想いを持たれているご様子で、
すっかり変わられたということが書かれていて、
やっぱり雅子さまはものすごい女性で、
その変化や使命感を間近で感じられている愛子さまは、
天皇陛下のお子様として、これからますます皇族として
別格の輝きを放たれるようになるのだろうと想像できた。
この記事は、たくさんの人に読まれてほしいと思う。