本日発売のＳＰＡ！掲載
『愛子天皇論』の記述について、
ライジング・コメント欄に
次のような指摘をいただきました。

今週のSPA!を読んだのですが、「人工授精の成功確率が16％しかない」と誤読する人か出そうな構成なのが気になりました。
人工授精と体外受精の区別がついてない人結構いると思います。
人工授精と体外受精は不妊治療でも仕組みは違っていて

人工授精
作中の千葉さんが地獄の苦しみを味わったのと、最後の試験管ベイビー云々がこれ
作中の解説通り時間も手間も女性の負担も大きい、費用も全部自費なら30万以上かかったりする
成功確率4,5割

体外受精
成功確率16％しかないのがこれ
採取した精液を管で子宮まで送る方法
上よりは手間時間もかからず費用は一万以下？で先生の腕次第でそこまで痛くないらしい
（ソラシドシさん）

ご指摘は有難いのですが、残念ながら「人工授精」と「体外授精」を混同しているのはソラシドシさんの方です。

採取した精液から精子を回収し、妊娠しやすい期間に、細いチューブで子宮内に注入し妊娠を試みるのが「人工授精」、

卵巣から卵子を採取して培養し、精液から回収した精子を卵子の入っている培養液の中に加え、受精させてから子宮の中に戻す「胚移植」を行うのが「体外授精」です。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_875.html

作中の千葉さんが苦労したのも、試験管ベビーも「体外授精」です。
そして日本産科婦人科学会の発表によると、体外授精を行った全体の平均で、1回の胚移植あたりの妊娠率は約16.8%。流産や死産を除くと、実際に赤ちゃんが生まれた確率は12.0%です。
https://ninkatsubu.com/column/seiyo/base-knoledge/post-250/

どうぞ誤解のないよう、よろしくお願いします。

あっ、57ページ2コマ目のみなぼんのセリフ、「対外受精」になっている！
これは「体外授精」の誤植です。
6コマ目の「受精児」も、「授精児」の誤りです。
お詫びして訂正します。