公論サポーター・メーリスからの
ご意見紹介です!
こんばんは。ケロ坊です。
ジャニーズ問題に関しては、マスコミの態度の面からおかしいなとは思っていました。
ですが、僕もいつの間にかジャニーズ事務所を叩く側に片足を突っ込んでいたところは正直あります。
自分はファンでもなければ恨みもないのだから関係ないのに。
問題そのものでなく、その周りにいる人たちを見ていて引っ張られてしまっていました。
三羽スズメの動画にもありましたが、まず自分がどう感じて、どう考えるかを起点にしなければと思います。
そうして問題そのものを再確認してみると、「枕営業」という言葉が浮かんできます。
まあ今の世の中なら枕営業なんて問答無用でナシということになるでしょうが、外野が何と言おうと功の面もあるものです。
当人にとってその行為がレイプとしか思えないほど嫌なことなら、当然その時に事務所を辞めるなり警察に訴えるなりするのが筋です。
最近も女性アイドルグループでそういうことがあったというニュースもあり、女性はかなりの精神的ダメージからノイローゼ状態になって、警察に行ったことで発覚したそうで、これをやらかした鬼畜プロデューサーの男は法にのっとって断罪されて欲しいです。
一方で、世の中には同じことをしていても、嫌悪より利益が上回ると判断する人もいるでしょう。
実際、35年前のフォーリーブスの北公次による最初の告発本にも、なぜ当時拒まなかったかといえば、「芸能界デビューという目的のためだった」とプレジデントオンラインの記事にありました。
または、行為に及んだのに期待したほどの見返りがなかったから今非難しているということもあるんじゃないかと想像します。
少なくとも芸能の世界にはそういうこともあると知っておくのが大人でしょう。
「枕営業なんてダメに決まってるじゃないかー」←これを言っちゃったら単なる純粋まっすぐ君です。
また大衆については、『新堕落論』にあったニーチェの「道徳上の奴隷一揆」という言葉を思い出しました。
「奴隷は、実力や暴力で復讐する勇気がないから、道徳で復讐し始める」(200ページ目)
これは要するに、普段は奴隷としておとなしくしつつも、主人にルサンチマン(恨み)は溜めていて、
いざ主人側に何か道徳的な落ち度があった時に、一斉に群れで非難を始めるってことですよね。
まさに今の構図で、こういうことが伶俐であって、横目を使うことで、最終的には卑怯として表れるのも納得です。
あとは今回のジャニーズ問題はBBCの報道から始まっているということにもおかしさがあります。
小林先生は以前から国内の物事を外圧で動かすことに反対されていますが、今回の件を見てその警戒心の一端がわかりました。
外圧で言ってくること自体が欧米の価値観から発するものですし、このまま事態が進展すれば、最後には「BBCのおかげ」ということになってしまいます。
そういうことを繰り返していては独立した国家とは到底言えません。
いろいろ腑に落ちないことはあるけれど、
ジャニー喜多川の存命中には誰も
何も声を挙げなかったばかりか、
死後3年以上も賛美の声しかなかったのに、
BBCの報道ひとつで
あっという間に誰も彼もが手のひら返した
というのが、とにかく不快です。
こんなところからも日本人は
「個」が確立できないということを
思ってしまうのが情けないです。