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倉持麟太郎
2023.6.10 10:18

【★情報解禁!拡散・ご支援お願いします★本日6/10㈯10時~「日常を奪う同意なき「社会的入院」と子ども、精神医療」クラウドファンディング開始!】

「グローバルダイニング訴訟を見てきました。先生ならやってくれるんじゃないかと思って」

こうして訪ねてきてくれた現役高校生が当時13歳、本人によるその後の情報公開請求で「本人に問題はない」「病院としてできることがない」と医師が診断しているにもかかわらず、本人の同意なく精神科病棟に強制入院させられました。

本件をきっかけに調べると、日本の精神医療の歪んだ姿が浮かび上がります。

 

約30万の精神科病床はそれだけで世界全体の病床の5分の1、OECDだけでみれば約40%を占めているのです。

 

入院日数、1日あたりの身体拘束、服薬etcすべてが諸外国と比べ物にならないくらい多すぎる日本。それでは、日本だけ精神病患者が飛躍的に多いのでしょうか?

 

そうではない「社会的」事情があるのです。

 

手に負えない子ども、認知症、生活保護受給者、治療が必要だからではなく、何らかの「社会的な理由」(人間やコミュニティの関係性を理由)で入院させられている「社会的入院」が日本は突出して多いからです。

 

この濫用的な社会的入院を可能にしているのが精神保健福祉法上の「医療保護入院」です。

 

他者に危害を加えるおそれがなくとも、家族等の同意(2022年改正で「市町村長」の同意でも可能に)と精神科医一人の診断のみで、本人の同意なく強制的に精神科に入院させることが可能になる制度です。

 

本訴訟では、医療保護入院の違憲性を問うとともに、ジャーナリストの堀潤さんとともに、この問題を社会のより多くの人に知ってもらい、ドキュメンタリー映画を製作し、法改正につなげるためのムーブメントを起こしたいと考えています。

当事者、専門家、議員はもちろん、2016年に日本の医療保護入院制度を完全に模した「保護入院」を導入していた韓国で同「保護入院」制度が憲法裁判所の違憲判決によって廃止された経緯なども取材にいきたいと思っています。

公共的な訴訟や取材は「持ち出し」の美学がどうしてもあります。しかし、私や堀さんのように何らの組織的バックを持たない「個」にはそれも限界があります。

このような公共的な事象こそ、皆さん一人一人に当事者になってもらいたい。そのために、今回クラウドファンディングプラットフォームReady forの力を借りて、クラウドファンディングを実施することができることとなりました!!!

金銭的支援は二次的です、1人でも多くの人にこの問題を知ってもらいたい。そして日本社会が「不可視化」している、不都合な何かのフタを開けたい。そしてそのフタを開けた時にみえた景色をともに眺めてもらえる仲間を一人でも多く作りたいと思って始めました。

ご支援はコチラから,是非お願いします<(_ _)>

☞ https://readyfor.jp/projects/involuntary_commitment

 

※本日6/10㈯20時から、クラウドファンディングの中身・意義やスケジュールについて、堀さんと配信も行います!

そちらも是非☆

ご視聴はコチラをクリック

▶ https://youtube.com/live/E43-BtQ5SYw?feature=share

倉持麟太郎

慶応義塾⼤学法学部卒業、 中央⼤学法科⼤学院修了 2012年弁護⼠登録 (第⼆東京弁護⼠会)
日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事。東京MX「モーニングクロ ス」レギュラーコメンテーター、。2015年衆議院平和安全法制特別委員会公聴会で参考⼈として意⾒陳述、同年World forum for Democracy (欧州評議会主催)にてSpeakerとして参加。2017年度アメリカ国務省International Visitor Leadership Program(IVLP)招聘、朝日新聞言論サイトWEBRONZAレギュラー執筆等、幅広く活動中。

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