倉山満が以下の動画をアップしました。
これを公論戦士L.Kさんが論破しています。
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東海支部のL.Kです。
倉山満の動画を見ました。
・旧宮家養子案の3つのハードルには一切触れていない
・こちらが言っていないことを例に出して議論を攪乱
・こちらの主張を理解できていない
・思考力の限界を自ら露呈
・ブーメランを連発
挙げ句の果てに
・皇室に弓引く発言まで飛び出す
妄言のオンパレードです。
皇室の方々のご意思に反し、皇室の伝統(大枠)=男系継承という間違った前提に凝り固まっているために、常識から乖離していくばかりです。
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動画はまず、日本維新の会の意見書(一昨年の有識者会議報告書を支持し、旧宮家養子案を主張)を100点だと褒め称えます。
そして高く評価したポイントとして挙げているのが、「先例」という言葉が入っていること。
皇族内で養子となり、天皇となった二例(※)が、国民であり、歴代天皇から20代・600年も離れている旧宮家養子案の先例だというのです。
※112代霊元(後水尾天皇の子)と119代光格(東山天皇のひ孫)
先例を守らないと起きることとして例に出したのが、
「(皇統と縁もゆかりもない)外国人君主の誕生」
「選挙天皇制」
という、こちらが一切主張していない話。
3つ目にようやく「女系容認」が出てきますが、これもなぜかイギリスの例を取り上げて、「継承者が5000人にまで増えてしまう」などとまるで的外れなことを言っています。
国民を継承者に加えると、誰が言った?
皇族と国民の区別がつかない倉山に、こちらの主張を理解させることはこんなにも難しいのか!
私は素人なので分からないのですが、言論界において、相手の主張を正しく理解もせず、俎上にも上がっていないことを持ち出して議論を攪乱する態度は、プロの言論家として問題ないことなのでしょうか?
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また、倉山は、女系を認めたら世襲廃止論に対抗できなくなる、と泣き言を言い出します。
恐るべき幼稚さです。
天皇制廃止論者である井上達夫氏と小林先生との議論を見てきた身としては、まるで話になりません。
「女系やった時に、それは伝統を変えたことにならない(というけど)、どう変えたことにならないの?」
という倉山。
これまでにも色々な方が示されていたはずですが、ここで改めてまとめます。
【女性・女系、及び愛子天皇実現により守られるもの】
※伝統に加え、皇室や国の根幹をなすものを含めます。
●皇統そのもの(将来に向けての安定性強化)
●君臣の別=皇室の聖域性
●直系長子優先継承=継承制度の明確化、安定化
●皇室の方々のご意思、尊厳(悠仁さまを種馬扱いしない等)
●皇室と国民の紐帯
●立憲主義、法の支配
●国民の本質的平等
倉山のように思考の限界に達した男系派にもわかるように、上皇陛下は、男系でなくなっても変わらぬ皇室の伝統的なあり方を示してくださっています。
平成17年のお誕生日記者会見で、直前に報告書が提出された有識者会議で女性・女系天皇が認められたことに対し、記者から「伝統の一大転換」と指摘されました。
このとき、陛下は「国民と苦楽を共にすることに努め,国民の幸せを願いつつ務めを果たしていくこと」が皇室の伝統であると語られ、女性・女系公認を受け入れる姿勢を暗に示されました。
このご意思は、今上陛下を始めとする皇室の方々にもはっきりと受け継がれています。
皇室と国民との結びつきこそが、天皇制廃止論への最大の抑止力となります。
むしろ、君臣の別=皇室の聖域性を侵し、憲法を侵し、国民の本質的平等を侵す旧宮家養子案にこそ、天皇制廃止論につながる危険性を孕んでいます。
そもそも20代・600年遡らないと共通の祖先にたどり着かない者への継承の、どこが世襲なのでしょうね。
考えることのできなくなった者は、恥を晒すのをやめて、ただ目の前にいらっしゃる皇室の方々を拝んでいればいいと思います。
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その他、倉山及び相方の佐々木は、ブーメラン発言をいくつも連発しています。
倉山「先例っていうのは、誰かの思いつき、特にその時点で権力持ってるやつの思いつきを阻止するためにある」
→いま権力を握っているのは、男系派、双系派のどっちだ?
「権力持ってるやつの思いつき」とは、
平成17年・有識者会議報告書を握りつぶしたり、
「先例のない」立皇嗣の礼を強行したり、
国会全体で決めた附帯決議の要請=安定的な皇位継承に向けた速やかな議論をまるまる無視したことをいうのではないのか?
倉山「考え無しの杓子定規の再現はダメ」
倉山「変えるからこそ壊さないために、どの先例に倣うかっていうことを、探していくんですね。」
→その結論が、憲法に違反し、君臣の別を侵し、皇室の聖域性を破壊する旧宮家養子案か?
倉山「どうしても変えなきゃいけないことが発生した時に、准用によって大枠を守ろうっていうのが皇室の精神」
→憲法に違反し、君臣の別を侵し、皇室の聖域性を侵し、世襲と呼べるかも疑わしい大傍系継承で、皇室のどんな大枠が守られているのか?
佐々木「(制度のあり方は)時代とか、人とか、状況によって使い分けてた」
倉山「はい。」
→ならば今の時代に、男系継承に拘る必要もないだろう。
倉山は奈良時代を卑下し平安時代を持ち上げるが、双系継承が崩れて男系限定となり、また皇后や摂政が人臣(藤原氏)によって占められるようになるのは、その時期における新儀だ。
もし倉山がその時代にいたら、間違いなく「先例違反だ」といって反対しただろう。
奈良時代には奈良時代の、平安時代には平安時代の、現代には現代の制度がある。
時代時代に合った制度の中で、皇統(=男系・女系両方を含む)をつないでいけば良い。
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極めつきはこちらです。
6:30~
倉山「後醍醐天皇の「朕が新儀は未来の先例たるべし」を引用して(女性・女系公認を)やっていいんだってバカがいますけど!バカがいますけど!バカがいますけど!3回言っちゃいましたよ(笑)。後醍醐天皇がそれ言ったから建武の新政ひっくり返されたんですから。(中略)朕が新儀は未来の先例たるべしだと言ったら、じゃあね、まともな天皇を立てますってなるわけです。」
→自分が逆賊宣言していることに気付いていないのか?
明らかに『愛子天皇論』に当てつけた発言だが、そもそも現代の皇室こそが率先して先例破りをしていることを、小林先生は示されている。
大正天皇は側室を拒否し、昭和天皇は正式に側室制度を廃止し、上皇陛下は民間から美智子さまを迎えられ、お子様方をお手元で育てられた。
今の時代に即した変化の延長線上にあるのが、女性・女系天皇の公認、すなわち愛子天皇だ。
『愛子天皇論』で後醍醐天皇の発言を引用しているのは、それが現代皇室の姿勢と合致するからに他ならない。
それに対して「じゃあ、まともな天皇を立てます」ということは、今上陛下を拒絶し、現代皇室に反逆すると宣言したに等しい。
倉山はその自覚を持って発言しているのか。
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上記の発言の中で「バカ」を連呼していたり、他の場面ではピー音で消された発言があったり(13:44~)と、全体的に正気とは思えない異様さがにじみ出ています。
倉山は、自己紹介で「先例原理主義者です。」とおどけたり、「あなたの脳内にある倉山さんはおかしいかもしれないけど、現実の倉山さんは違いますから」と揶揄してみせたりしています。
しかし、この動画を通して見た上で言えることは、倉山はやはり先例主義者(辞書的には、この言葉の中に既に原理主義的な意味合いが含まれています)ですし、
現実の倉山さんと私の脳内の倉山さんで異なるところはありません(むしろ脳内の方がまだマトモでした)。
裸の王様であることを、冗談にすればゴマカせる、と思っていたら大間違いです。