みなさんこんにちは!
この度、ゴー宣道場Blogの執筆陣に加えていただきました、大須賀 淳(おおすが じゅん)と申します。
普段はフリーランスとして様々な企業の動画や音楽の制作、それらの分野の技術的な書籍や記事の執筆、学校の講師などを行っています。
令和は、本当にあらゆる予想外の事がおこる時代だと思っていましたが、まさか自分が道場Blog執筆の大役を仰せつかることがあろうとは…!
実は、私の人生とよしりん先生の作品は「密接にリンクしている」と常々思っていました。
私は、先生のデビュー作である「東大一直線」がはじまる直前の1975年生まれ。よしりん先生のプロ漫画家キャリアと私の年齢はほぼ同一です。
そんな私が小学5年生になった1986年の春、田園調布学園5年のクラスには御坊茶魔ちゃまが転校してきました(=コロコロコミックでの「おぼっちゃまくん」連載開始)
つまり自分は、「茶魔の同級生」だと自負しているんです!
もちろん、自分は田園調布ではなく福島県の田舎育ちですし、永遠の5年生である茶魔は読者みんなの同級生でもあるのでしょうが、連載が始まった直後(まだ表紙に茶魔の小さな絵もない)から学校で
「あれ読んだー!?ともだちんこー!!ギャハハー!!」
ともう我々男子一同、熱狂していたのを覚えています!茶魔は紛れもなく、我々の日常にひょっこり転校してきて台風のような渦をまきおこした、破天荒な「同級生」でした。
当時は伝説級の人気マンガが群雄割拠していた時代でしたが、あれほどのスピードで人気が爆発していった作品も珍しかったと思います。
そして、高校生の時に「ゴーマニズム宣言」の連載がスタート!連載2年目あたりから読者になり、ゴー宣と共に青年になって行った私がひときわ衝撃的だったのが「脱正義論」に収録されている薬害エイズ運動でした。
原告として実名公表で活動していた川田龍平氏(現・参議院議員)も自分と同学年。よりしん先生は
「脱正義論」より
という思いから「HIV訴訟を支える会」の代表となります。この「子供たち」はまさに自分たちそのもので、「おぼっちゃまくんであんなに楽しませてくれた先生が、自分たち世代のために必死で戦ってくれている…」と、驚きともシンプルな感動とも違う気持ちが胸にこみ上げました。
同運動は大きな成果をあげると共に、運動に埋没してしまう若者(やはり自分と同世代)も出現してしまいましたが、彼ら(およびそれを扇動した運動家)に向けた激情的な訴え
「脱正義論」より
私は同運動に参加していませんでしたが、この一節には自分の心の中にあったあらゆる種類の甘えを激しくゆさぶられるような衝撃をうけました。
以来30年弱、背後霊よしりんに「お前はそれで良いのか!?」と見張られているような緊張も感じながら(笑)、「日常を足場にして、社会の一端を担えるプロにならねば…」と思い続け(あらゆる面での堕落も伴い(笑))47歳となりました。家庭を持ち、仕事でも認めてくださる方がいる現在の状況に来れたのは、よしりん先生という心の師からの様々な影響に支えられての事だと思います。
そして、皇位継承をはじめあらゆる課題で日本がのっぴきならなくなっている現在。
そうした人生の過程で得てきたスキルを活かして、表現者として暴れよ!とこの場を与えていただいたのは、自分と同じ様な想いを胸に日々を生きる多くの皆さんの「表現」を世界中へと解き放つために身を尽くせ!という天命なのだと思います。
というわけで、この重たい感じは初回だけ!常にエンタメ精神を忘れずに、皆さんの日常に大きなエモーションの熱風が吹くような記事・企画をガンガン出して行こうと思います。
これから末永く、どうぞよろしくお願いします!