総合プロデューサーとしてイベントについて自分の考えを述べます。
そもそもイベントとは博打です。用意した席分だけお客さんがくるとは限りません。理不尽な中止も起こることがあります。この場合、特に会場費や各種のキャンセル料などはドブに捨てることになります。過去の「公論イベント」でも、実際に中止が何度もありました。
コアラ企画のような零細企業にとっては、一度の中止でも大きなダメージを受けます。でも、自分たちが取り組んでいるのは公のために大きな意味があると思い、ぐっと耐えてきました。今後も覚悟し、引き続き公論の場を守るために開催します。
そのような覚悟があれば、「自分が金をだしてイベントをする」と言った場合、例え、中止になろうが、自分が離脱しようが、そこまでに自らが投じた費用は公益への投資として回収を求めないのが本来だと私は思います。
特に、よしりん先生のイベントに参加しており、まして事業主ならば、自ら投資したプロジェクトが挫折した場合、その経済的な損失も自らが負うという覚悟があるのが通常だと思います。プニュックスさんに対しても、その覚悟があって宣言したと思っていました。周りの誰もがそう思っていたと思います。
ここからはビジネス的な話しです。
通常、注文書や契約書などで事前に金額を確定させていれば、特別な事情がなければ、後日、そのまま何も言わずに請求書を送ることはあると思います。でも、書類がない場合は、双方で相談・協議をしながら金額を確定させて、その後に請求書を送ると思います。
特に今回は、プニュックスさんが自分で支払うと宣言して進めていた話で、それを事後的によしりん先生に支払ってもらえる話になったに過ぎず、商道徳上も契約上も、よしりん先生に話しを通して、具体的に請求してよいものを決めていくのが普通だと思います。
いくら、よしりん先生が善意から全額払うとおっしゃっていても、「自分が金をだしてイベントをする」と宣言した以上、本来は自分が全額負うべきものであり、請求するにせよ、その費目は限定し、かつ、その請求の仕方も段階を踏むなどして丁寧に申入れすべきものです。
請求の費目には、効果が不明なもの、プニュックスさんの個人的こだわりで作成した物等々が混在しており、今回の経緯を振り返れば、これら全額の請求は出来ないのが道理だと思います。
以上、企業から企業に対しての請求の常識や手順としては、考えられないことばかりだと感じています。