倉山満『皇室論』。 明らかな事実誤認、支離滅裂、意味不明が多すぎる。 第一章ではまだまだツッコミどころがあるのだけど、 この調子では少しも終わらないので、第二章に行こう。 ここで倉山は女系天皇容認の議論を辿っている。 あちこち解釈がズレているので「?」の連続なのだけど、 最大にずっこけたのは女帝の容認で なぜかハワイの例を挙げているところ。 (要約) カメハメハ大王の男系男子孫が絶え、リリウオカラニ女王が継ぐ。 そのときにアメリカに滅ぼされた。 彼女の夫はアメリカ人。 ちなみに先代のカラカウア(リリウオカラニの兄)は来日して 山階宮を姪の結婚相手として要請したが、日本政府は断った。 で、こう結論している。 世襲である君主の地位を、女系で繋ぐということは 君主は「外国人でも良い」「一般人でも良い」との 悲壮感の現れなのです。 (中略) さて、究極の選択です。 男系継承ができないから、皇室を終わらせるのか。 それとも、得体の知れない女系継承であっても (ハワイ王朝がやろうとしたように)、皇室を残すのか。 ・・・・・・??? 何が言いたいのか、さっぱりわからない。 リリウオカラニは女だったから滅ぼされたの? 「君主は外国人でもいい」って、 リリウオカラニは外国人じゃないですけど? 悲壮感の現れ・・・・・・ええっと、何が言いたい? しかも「得体の知れない女系継承」って。 倉山の激しい妄想による印象操作。 これで印象を操作されるバカがいるとしたら、の話だが。 もういい加減にせえよ。
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