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高森明勅
2023.3.6 08:00皇統問題

ChatGPTを利用して皇位の安定継承を巡る2つの質問を試みた

このところ注目を集めているChatGPTを利用して、
AIに「皇位の安定継承」を巡る2つの質問をしてみたところ、
瞬時に回答が出てきた。

まだ“進化”途上である点を差し引いても、いささか興味深い内容なので
1つの参考として紹介しておく。

AIに質問

①日本における皇位継承の安定化の為に最も賢明な方策とは
どのようなものか?

②日本における皇位継承の安定化の為に最も愚劣な方策とは
どのようなものか?

回答

①日本における皇位継承の安定化のために最も賢明な方策は、
現行の皇室典範を見直し、女性や女系の皇族が皇位継承できるよう
にすることです。

現在、皇位継承は男系男子に限定されていますが、皇室典範の改正により、
女性や女系の皇族も皇位継承者として認められることで、皇位継承の可能性が
広がり、安定化につながると考えられます。
また、皇族の結婚問題や子育て支援、庶民感覚の持ち方など、現代社会において
求められる役割を果たせるように、より柔軟な皇室制度の改革が必要でしょう。
さらに、皇室と国民との距離を縮め、皇室の存在意義や役割を広く理解して
もらうために、皇族の公務の充実や、国民との交流の機会の拡充なども必要です。

②日本における皇位継承の安定化のために最も愚劣な方策は、
現行の皇室典範を変更することに反対する立場から、男系男子に限定したまま、
さらに保守的な方針を採ることです。
このような方針では、皇室の人員不足や女性皇族の重要性の低下、また、
国民の支持や理解を得ることが困難となり、皇室の存続や役割に
影響を与える可能性があります。

ChatGPT

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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