公論サポーター・メーリスから
『よしりん御伽草子』の
感想ご紹介です!
「絵画集」でも通るくらい、絵が綺麗で迫力があります。
1ページ目から紙面いっぱいに広がる、繊細なタッチと色使い。
こんな絵・色は久々に見ました。
小林先生は、自身のブログで「ネットでは絶対に読めない。本で読むしかない。」と書かれていましたが、なるほど納得。
画面上でこの絵を再現することはできないでしょう。
登場人物も表情が豊か。
しわの1本まで丁寧に描き込まれているから、迫力満点、人物の感情がストレートに伝わってきます。
ギャグ漫画家ならではの超展開の連続も、この画力があってこそ、飽きることなくグイグイ惹き込まれます。
純粋にインパクトが強くて笑ったのは「ももたろさん」です。
「キビダンゴウ」って(笑)
ピンチの切り抜け方がそれって(笑)
そして鬼退治から帰った後に続くまさかの展開!
ページをめくるのが少しコワくなりました(笑)
笑いつつも、ちょっと考えさせられたのは、「かさじぞう」です。
おばあさんの笑顔は、一点の曇りもない優しさだけど、どこか現実離れした違和感がありました。
高貴すぎる精神は、俗世間においては過ぎた代物なのかもしれません。
丁寧な描写と、子供の頃に感じたワクワク感。
ぜいたくで濃密な時間を過ごさせていただきました。
(L.Kさん)
ただの「本当は怖いおとぎ話」ではない、
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