7歳(小学1年生)と5歳(年中)の姪っ子たちに、
『よしりん御伽草子』を読み聞かせました。
まず「かぐや姫」を見せました。
かれんの顔に2人ともびっくり。
「この顔こわいー」「唇がこわいー」「頭の後ろが変だー」と大騒ぎ。
次に「うらしまたろさん」
ドンドン興味を持ち始めたようで、
食い入るように見はじめました。
絵を見ながら、姪っ子たちはあれこれ言います。
会話をしながら読み聞かせるのが楽しい。
最後のシーンを終えると、
2人とも口をポカンとあけて驚いていました。
知っている話だからこそ、衝撃だったようです。
「カチカチ山」は2人で意見がわかれました。
5歳の子は「ウサギは悪いやつだ」と言い、
7歳の子は「タヌキが悪いからだよ」と言います。
2人の反応がとても興味深い。
「謝ったら死ぬ病」は、2人はびっくりしたようで、
「なんで謝れないの?」と言います。
読み終えると「謝ったら死んじゃう、そういう人がいるんだね」と言っていました。
「ももたろさん」も見せました。
姪っ子たちは、
「これは赤ちゃんなの?」
「足が切れてるの?」
「脳みそが出てるの?」
と、あの絵をじっと冷静に見ていました。
まるで観察しているようです。
桃林の絵も、冷静にじっと見ていました。
「赤ちゃんが生まれているの?」と冷静に聞いてきます。
この子たちの母親(私の妹)は「出産のときの赤ちゃんはこんな感じだよ。描写がリアル」と言っていました。
子供たちは最後のおばあさんの顔の方がこわかったようで、
「こわい」「こわい」と、また騒ぎます。
「ばば汁子守歌」のタヌキが婆さんを殺すコマを冷静にじっと見ていました。
ババ汁を爺さんが食べた、というところも冷静にじっと見ていました。
姪っ子たちからは「次を早く読んで」とせがまれて、
結局、全部の話を読み聞かせました。
子供たちにとっては、1冊の本にいくつも様々な話があることが楽しかったようです。
全部の話の結末に、口をあけてポカンとしていました。
相当衝撃だったのでしょう。
7歳の子は「ふつーじゃない!」と大はしゃぎ!
「かぐや姫と乙姫はかぐや姫の方がブスだったー!」と楽しそうに言うと、
5歳の子は「このかぐや姫はかわいい」と、
さらに「これ面白かった」とかぐや姫の正体が明らかになるシーンを指さします。
感想を言い合う様子も楽しい。
姪っ子たちにとっては、『よしりん御伽草子』全てが楽しかったようです。