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小林よしのり
2023.2.2 21:37日々の出来事

新年会、3時間たらふく食って、帰宅した。

スタッフとの新年会を終えて帰宅した。
電動キックボードは意外に早く現実がわしの漫画に
追いついてきて、免許なしで乗られるようになったな
という話をし、間もなく新車が来るが、もう2・3年
くらいでハンドルを握らない車が普及するだろうなと
いう話になり、あと10年で空飛ぶ車も結構普及する
だろうと話し合っていた。
そのときはもうわしは老人すぎて、乗る気にもなら
ないかと思った。

合理化で言うなら新聞はスマホで読めるという話に
なり、だがわしの場合、赤線ひっぱって切り抜く記事
があるから、スマホじゃまだ不便だという話になった。

漫画はスマホで縦スクロール用に描く日が来るかどうか
という検討もしてみた。
だが『よしりん御伽草子』はスマホじゃ絶対、魅力は
伝わらないという話になり、果たしてまた絵本を描く
時は来るのかという話になると、費用対効果が割りに
合わないから、現状では無理という話になった。
ならばあれが最初で最後か?

書店が次から次に閉店していく中、書籍も売れない
時代になったし、果たして10年後も描いているのか
どうか?という予測は誰にもつけられないようだ。
わしの脳みそは全く衰える気がしないし、却って冴え
まくっているようだし、どうやらわしって「遅咲き
じじい」だったようで、これから天才が大開花して
いくような気がするのだ。
不安材料は健康だけだから、散歩はしなければなら
ないのだが、これは秘書みなぼんが付き合ってくれる
かどうかによるな。

しかし料理が美味くて、凄い量を注文したために、
異様にたくさん食ってしまって、酒もあれこれ飲んで、
腹いっぱいになり過ぎた。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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