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泉美木蘭
2022.12.29 23:24

うちの田舎、マスク圧すごすぎ

実家に帰省してから、たちまち犬アレルギーを発症中。
くしゃみ、鼻水、結膜炎、頭痛。
今年は新たに子犬のタイニープードルが仲間入りして、
2頭体制になり、競ってじゃれついてくるし、
ものすごくかわいいんだけど、
体が拒絶反応を起こしてしまうので悲しい。
明日は、弟夫婦が猫2匹を連れてやってくるそうだ。

しかし、うちの田舎のマスク圧は鉄壁すぎてすごい。
人気のない農道や丘の小道を散歩していて、
ようやく前から犬を連れた人が歩いてくるなあと思ったら、
ぴっちりマスクをしているし、
飲食店に入ったら、注文したメニューが出て来るまで、
ぴっちりマスクをして黙って待っている家族が多いし、
うちの母は、店に入るときに、
「いちいちマスクせなあかんの、めんどくさいなあ!
もうマスクはいりませんって、早く誰か号令かけて
くれたらええのに!」
と悪態(?)をついたその直後に、
マスクをしてない私を見て、
「あんた、マスクせえへんの!?」
と注意してくるし。
もう論理とか、科学的解説とか、口にする気もおきない。
これは終わりようがないと思う。

ただ、「ワクチンは怖い」は身に染みているみたいだ。
CBCの接種後被害の報道も見ているし、
身近な知人に、接種後に布団の中で死んでいた人や、
体調不良が続いているままの人がいたりして、
「気色悪い」と繰り返している。
「Tさんのお宅は、旦那さんは仕事先で打ったけど、
奥さんや娘さんたちは1回も打ってないんだって。
打たない人もけっこういるみたい」
とのこと。
以前は、そういう人のことは「ワクチンも打たない変な人」
というトーンで話していただろうけど、
「打たない人がいてもいい」とか
「打たないほうが賢いかも」という感覚が心のなかに
芽生えている様子だった。

さて、夜、母と近所のスーパー銭湯に行って、
退館時に靴箱のカギを取り出そうとしてポシェットの中を
がさがさ探していたら、
見覚えのあるダイヤの指輪が出てきて仰天した。
2年前に、浅草の橋の上から隅田川に投げ捨てたと思って
いたんだけど……。
友達にも、
「言問橋の真ん中で、振りかぶって隅田川に投げ込んだ」とか
「落ちるツーシームで屋形船にヒットさせた」とか
けっこう盛りに盛って話したんだけど……。
え。

なんか、間違えて、違うやつ投げてたみたい。
どうしよ、これ。伊勢湾に沈める?

 

 

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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