身を立てるとは生活できるお金を自分で稼ぐということ。
雇用されるということを前提に考えた場合、
学歴は考慮されることはあります。
ただ私は、働いてお金を稼ぐということと、学歴とはどうしても結びつかないと思ってしまいます。
私の母はとにかく子供の頃は貧しかったため進学はできず、
中卒で美容学校に進み、美容師になりました。
その母は、片田舎でお店を持ち、バリバリ働き、あんな田舎ですごく稼いでいました。
普通の会社員ならば到底稼ぎだせない金額です。
ただし、母は専業主婦ではなかったし、私を出産する1週間前まで働き、
妹の場合は前日まで働いていたそうです。今では考えられません。
また新自由主義が日本でも蔓延し、雇用されて働くだけが金を得る方法ではなく、
実力あれば稼げる、という現象がどんどん増えてきていると思います。
ゆたぼんという中学生のYouTuberがいます。
登録者数は15万人を超えて、動画閲覧数も多い。
やり方がいいかどうかは別として、
中学生なのに、すでに大人顔負けで稼いだり、お金を集めてしまっている。
働いてお金を稼ぐ、ということを考えるときに非正規雇用のことは思い浮かびます。
確かに一定期間以上は継続して派遣社員は働けないというのがありますが、
最近の派遣社員の残業代は1分単位で支給され、給与有休も取得できる。
どんどん保護されているなと思います。
理由は様々ですが非正規の仕事をあえて選択している人たちもいる、
というのは人材業界で働いていた私の実感としてあります。
自分がやりたい仕事のためには学歴が必要、ということは間違いなくあります。
様々な職業の門下生と話すとそう思います。
ずっと雇用され続けるために高学歴が必要ということは、
新自由主義においてはあまり関係ないと思います。
そもそも企業が長期雇用をしてくれるかどうかもわからないし、
長期に勤めていけば昇進し昇給する、というような昔ながらの経営体制はもう難しいというのは、
日本の経済、大手企業の状態を見ていて思います。
コンプライアンスを守りすぎてホワイトすぎる企業だと若者は物足りなくて退職してしまう。
そんなことをしっかり守れる企業は大手でしょう。
学歴とは自分の能力の一部にすぎず、
自分の能力を活かしてイキイキと働ける方法を考えた方が、
楽しい人生を過ごせると思います。