ゴー宣DOJO

BLOGブログ
泉美木蘭
2022.12.13 12:04

研究者の欲望で「富岳」使うなよ!

エスカレーターでノーマスクの人が咳をしたらどうなるか
という、富岳のシミュレーションが出ているけど、
いまどきこんな直立不動のまま、全力でドハァッと咳する人
なんかいません!
日本人は、咳が出そうになったとき、周囲に人がいれば、
まず顎を引いてうつむき加減にしたり、
人のいない方向に顔を向けたり、
かるく手や手首で口元を覆ったり、
自分の肩や二の腕あたりで口元を覆う姿勢をとったり、
丁寧な人ならハンカチを出したり、
いろいろ「動き」が伴っています!

そもそも、これまで風邪やらインフルエンザやら、
あらゆる病原体が流行してきましたが、
「ノーマスクでエスカレーターに乗るとこうなる」
なんてこと、誰も気にしていませんでした。
喉に異物が侵入したから、それを排除するために起こすのが
咳であり、人間は、集団で生きている限り、あらゆる場所で、
あらゆる人の体内から弾き飛ばされた、異物入りの飛沫を
無意識のうちに吸っているものなんです。
そうして免疫の軍事訓練を行い、進化してきているんです。

これまでも、これからも、延々とそうなんです。
それを、認識するか、しないかだけの話。
こんなくだらないシミュレーションに意味はありません!
スパコンという科学を使って、人間を退化に導くだけ!

このシミュレーションを作っている、京都工芸繊維大学の
山川勝史という教授は、
飛沫のシミュレーションを使って、パーテーションや換気
などの感染対策を促すことを「流体工学ワクチン」などと
勝手に名付け、
これまで、職場のデスクで咳をした場合、
教室で教卓から咳をした場合など、
数々の飛沫映像を作っては、みだりに人々を怖がらせ、
お互いを気持ち悪がらせて、
大人から小さな子供まで、マスクで顔を覆わせ、
距離をとりあうように仕向けてきた人物で、
はっきり言って、健全な人間社会の破壊者です!
おかげで日本は、いまだにマスクとパーテーションで
滑稽な
姿を晒し、世界の笑いもの!

わざわざスパコン富岳を使って、くだらないもの作って
遊んでいられるのは、「コロナだから」でしょう。
自分の研究者としての欲望のために、嫌がらせをばら撒くのは
迷惑です。いい加減にしてください!
みんなガンガン怒ったほうがいいです!

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ