今日の朝日新聞の「天声人語」を読んで、仰天した。
天声人語は、「トリクルダウン」という経済理論が、
アベノミクスで使われて、終わったものだと思って
いたら、英国のトラス前首相の大型減税策で蘇り、
反発を受け、首相の座を降ろされたと言う。
天声人語は、この「トリクルダウン」批判を米経済
学者のガルブレイスが「貧困層に非情な理論」だと
書いていることを、最近になって知ったと言う。
まったく呆れた。
天声人語は「トリクルダウン」について、「長く
想像力をかきたててきた理論も、ついに年貢の
納め時か」と締めている。
唖然!呆然!もんどりうって倒れてしまうほどの
馬鹿意見だ。
わしはアベノミクスが始まる前から、ガルブレイス
の本は読んでおり、アベノミクスが始まった瞬間に
「トリクルダウンはあり得ない」と強く主張していた。
安部元首相がぶち上げた2013年からもう10年も
経って、ようやく天声人語が「ガルブレイスが書いて
いた」と気づいたというのだ。
わしは思うが、日本の知識人って、全く勉強して
いない!全然、本を読んでいない!
漫画家の小林よしのりより勉強していないことは、
絶対的に断言できる!
コロナだってそうだ。
日本の医者や学者や知識人は全く勉強せずに、
権威主義だけで語って、世の中を狂わせてきた。
そして誰も責任を取らないのだ。