ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2022.9.29 09:36日々の出来事

たった2万人の献花は、安倍マンセーのプライドを傷つけた。

昨日はわしのブログがネットニュースで断片的に
紹介され、それがSNSで拡散され、炎上してしまった。
わしに賛成する人と、激昂するネトウヨとの半々だ。
そこでわしが書いたブログを読み返してみたが、
間違ったことは全然書いていない。

なにが安倍マンセー・ネトウヨの機嫌を損ねたのか
といえば、やはり国葬の献花の「人数」だ。
昨晩、ネトウヨ界隈で、「実は国葬には10万人が
献花に来ていた。デモはシルバー人材だ」という
ニュースが配信されていたらしいが、今朝は見られ
なくなったという。

やはり、わしが書いた「献花が2万人は、国葬に
しては少なすぎる」というシビアな見解が、安倍
マンセーのプライドを痛く痛く傷つけてしまって
いたのだ。
彼らは国葬の献花の列を見て、「これがサイレント
マジョリティーだ」「報道は偏向だった」と大喜び
していたから、その幻想を打ち砕いてしまったことは
申し訳ない。

しかもわしは「統一協会の動員があるはず」と普通
なら誰でも考えそうなことを書いてしまった。
安倍晋三を殺したのは、統一協会を憎む若者だった
のだから、統一協会が献花に来ないはずがない。
たとえそれが真実でも、「見たくないものは見たくない、
知りたくないものは知りたくない」というのが、
安倍マンセー教なのだから、もう少し配慮するべき
だったもしれない。

しかし、「王様は裸だ!」の反権威主義でやってきた
わしは、嘘をつくのが超苦手なのだ。
これからも真実しか言わないだろう。
国葬に献花のために並んでいた人々は、たったの
2万人!
「国葬」にしては少なすぎた。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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