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トッキー
2022.8.23 17:56メディア

ロシアのプロパガンダを「多面的な解釈」と強弁する藤井聡!

「ウソついて逃げるクライテリオン藤井聡!」の続きです)

「表現者クライテリオン」7月号の特集「ウクライナからの教訓」をよしりん先生が「小林よしのりライジング」で徹底批判したことについて、同誌編集長藤井聡氏がYouTubeでコメントをしています。

ところがこれが、やたらと饒舌ではあるのですが、全く何の反論にもなっていません。
わざわざ文字起こししたので一応載せますけど、読まなくていいですよ、意味ないから。

僕のイメージはこうなんですよ、反社会勢力A組さん、反社会勢力B組さん、で、弱小の組のC国さんD国さんいろいろあってね、ま、これあのー、反社同士の抗争みたいな話でね、そん時に反社勢力A組さんが、あるウクライナ国というのを攻めたと、これあかんやないかという話なんだけど、実はその抗争の裏側にはアメリカという反社会勢力B組さんがいて、そこのまあグループに我々も属しているんだけど、そいつと、ロシア組さんとアメリカ組さんとの文脈もあるってこと理解した上でこの、攻め込んだということを理解することが必要であって、そん時にウクライナが、自国のナショナリズムを守るために戦うってことは当然のことだし、で、このウクライナ国だけを見て色々問題とかいろんあ考えなければならないことはあるだろうけれど、そのー、ウクライナ国が自国を守るために頑張ると、いうのは当然の話であって、おまえ何攻めとんねんコラという話は当然あるんだけど、その話をしないといけないがゆえに、この、アメリカ組がやってたことの話を全部置いとくっちゅうことは、あの、解釈を間違えるだろうということですよね。だから、適正に解釈しましょうということで、その解釈おかしいだろうっていう議論そのものがあることは大歓迎。であるけれども、そういう解釈をすることは不道徳だというのは、それは僕は全く違うと思いますね。ぜひ、多面的に物事を理解していく必要があります。で、そういう多面的な、最後に一言言っときますけど、その多面的な解釈が日本の中で理性的にあったら、サハリン2の接収というのはなかったかもしれないし、そんなことやってもサハリン2の接収はあったかもしれんし、わからないけれども、先のことはわからないから何とも言えないですけども、多面的な解釈をしといた方が、リスクというものは低減できるのは当然の話ですから、特定の解釈以外は許さないというような話は外交においては非常に危険だと、私は思いますね。

 

要するに藤井氏はここで、「ウクライナが自国を守るのは当然だが、それだけだと解釈を間違える。もっと多面的に物事を解釈しよう」と言っているのです。

しかし、藤井氏のこの主張は、はっきり言ってペテンです。
問題の「表現者クライテリオン」7月号の特集におけるウクライナ戦争の解釈は「アメリカがロシアを追い込んだ」という一面的なものに終始しており、全然「多面的な解釈」にはなっていないからです。

藤井氏はここではヌケヌケと「ウクライナが自国を守るのは当然」と言っていますが、同誌の特集のトップに乗っている東郷和彦氏との対談では、侵略者であるプーチンを批判する発言は一切なくゼレンスキーが対話の道を閉ざして徹底抗戦していることと、アメリカ・NATOが「プーチンを勝たせない」という方針であることが悪いという論調を通しています。

そして、ブチャ虐殺を「フェイク」とまで言い、ウクライナ国家を3つに解体して、南東部をロシアに併合させるのが「落としどころ」だという、ロシアの手先としか思えない東郷氏の意見に、藤井氏は賛同しています。

これをよしりん先生は小林よしのりライジングVol.441で徹底批判し、「この対談は完全にロシアのプロパガンダになっている」と断じたのです。

オウム真理教事件の真っ最中にも、「オウムの味方をするわけではないが」とひとことだけ入れて、「オウムを『悪』とするだけの一面的な解釈ではいけない」とか言って、実際にはオウム擁護でしかない論陣を張った言論人やマスコミがいました。
藤井氏の言い草は、それと全く同じです。

ところが藤井氏はよしりん先生の批判を完全にスルーし、既に破綻している「多面的な解釈をしただけ」というウソを強弁しているだけなのです。

藤井氏は、「批判が来るのはありがたいこと」などと余裕があるようなことを言いながら、実は批判を受け止め議論をする気などサラサラなく、ただロシアのプロパガンダを撒き散らして逃亡するつもりのようです。

こんな態度が、許されるのでしょうか?

 

トッキー

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