驚きました。
厚生労働省が、マスク着用や手指消毒などの感染対策をとらない人について、
ホテルや旅館への宿泊を拒否できるようにする法改正を目指しているそうです。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220715-OYT1T50041/
症状がある人には医療機関の受診を求め、拒まれた場合は宿泊拒否の対象、と。
この法案は、コロナ騒ぎのなかで、宿泊拒否するための根拠を明確にして
ほしいという事業所からの要望をくんだものでもあり、
「マスク着用すれば感染しない」という科学的根拠のない“まじない”と、
「コロナかもしれない奴は近寄らせるな」
「不健康な人間は排除し、健康な人間だけで過ごしたい」
という猛烈な差別感情に法的なお墨付きを与えるものです。
八つ墓村の掟を、法律でバックアップし、国家として差別を強化しようと
いうわけです。
小さな子どもが、旅先で急に発熱することは日常茶飯事ですが、
いちいち検温して、法律を盾に、うちの建物には立ち入るな、
さっさと病院で検査してこいだの、そのまま帰れだの言うのでしょうか?
法律を盾に、張り切って客を取り調べる憲兵みたいなマインドの従業員が
現れるのもすぐだと思います。
「従業員の研修」を盛り込むらしいですが、丁寧に言えば差別にならない
という話ではありません!
こんな劣悪な法案が出されてよいのでしょうか?
憲法違反ではないでしょうか?
日本は、ハンセン病患者に対して様々な差別的な扱いをしてきた過去が
あり、そのなかには宿泊拒否という有名な事件もありますが、
堂々と同じ差別を強化させるのでしょうか?
人を八つ墓村の掟で差別したい宿やホテルがあるのなら、
その人たちだけが、勝手にいつまでもマスクしながらやっていればいい。
法律でそれを強化しようなんて言語道断です。
厚生労働省に対して断固抗議しましょう!