昨日の北海道ゴー宣道場は大成功！
終了後、私も場外乱闘には行きたかったのですが、その日はすぐ実家に帰りました。
戦病死した祖父の軍歴の調査結果について、父に報告する予定だったのです。
笹師範の「軍事トリビア」で「軍歴証明書」のことを知って、自分の父親の最期について「ソ連抑留から引き上げる途中、満州で病死した」ということ以外何も分からないままでいる父のために、祖父の足跡を調べてみようと思ったのが、昨年末。
ところが北海道に軍歴証明書を申請してみたら、戦後のドサクサで書類が散逸したらしく、得られた情報はごくわずか。
これじゃ何もわからないなと思っていたところが、笹さんがそのわずかな情報から、相当に確度の高い推測を組み立てて、『軍事トリビア』で取り上げてくださいました。
本当に感謝、感謝です！
それで、改めて『軍トリ』を見直して説明を頭に入れ、動画で使用したPDFの資料をプリントアウトして持って行ったのでした。
祖父がどういういきさつで満州に派遣されたのかとか、事情によってはサイパンで戦死していたかもしれないし、沖縄で戦死していたかもしれないし、あるいは朝鮮から無事引き揚げられたかもしれないところが、ほんの5日間で運命が逆転し、ソ連へ抑留されることになってしまったなんてことは、もちろん全く知らなかったことばかりで、父はこんなことまでわかるのかと驚き、感慨深そうに聞いていました。
そして最後の階級の話、進級がかなり早く、最終の階級が「兵長」というのはかなり優秀だったと思われるという話をすると、「真面目な人だったからなぁ…」と、80年近く前の、9歳までの記憶の中にしかない父親の面影を偲ぶようにしみじみと言っていました。
あと、私が祖父の足跡について関心を持って調べたということ自体を、かなり嬉しく思ったようでした。
そんなわけで、少しは親孝行になったかなあと思います。
笹さん、どうもありがとうございました！
ご興味のある方はこちらをご覧ください。
「時浦上等兵」の軍歴証明書～トッキーのおじいさまはやっぱり「時浦上等兵」だった！～
『笹幸恵の軍事トリビア』#70
