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小林よしのり
2022.7.11 09:10政治・経済

消費税は国民の証

わしの読者の中に、消費税は「国民」の証
として納めるべきだというわしの論理に、
気が付かなかった、感動したという人が続出した。
ナショナリズム(国民意識)を持つ者なら
分かるはずだ。

消費税は5%でも、3%でも、納めるべきである。
0%になると、所得税も住民税も消費税も納めて
いない者が出てくる。
憲法にたった3つしか書かれていないうちの
1つ、納税の義務を果たさないなら、政治を語る
資格も、投票する権利もないだろう。

カップ麺一個買えば、高額納税者と平等に
国を語る資格が出来るというのは素晴らしい
理念だ。

わしは損得で税金を語らない。
国家・国民の哲学の視点から経済を見る。
素人だって、経済を語る視点は持てるのだ。
というより、学者やプロのくせに、
ナショナリズムなき経済を語る左翼がいる
ことが驚きだ。

わしは消費税ゼロは、損得しか考えてない
左翼の感覚だから、反対せざるを得ない。

インフラ投資は、国の未来のためであり、
将来不安を減らすから、賛成する。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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