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笹幸恵
2022.6.27 10:02日々の出来事

目白ヶ丘の櫻と咲かむ

親子ほども年の離れた若い友人(大学生・ビオラ奏者)の
演奏会があり、昨日は学習院大学に行ってきた!


まるで娘の演奏を聴くオカンの気持ちで
ヒヤヒヤしながらビオラを持つ友人を見つめ、
いかにもギャルっぽい女子学生も、
いかにもチャラ男っぽい男子学生も
いないことに驚愕しつつ、演奏後は構内を散策。


皇族の寮や、昭和初期のレトロな建物と
近代的な建物が混在する、不思議な空間。
ここに(ほとんどリモートとはいえ)愛子さまも
在籍されているのかあと思ったら、
なんだかドキドキしてくる。



構内でこんな碑を見つけた。


昭和19年建立の「出陣の碑」。
当時、学徒出陣のため卒業が1年早まった
高等科文科2年生によって建てられたという。
彼らは和歌を詠んだ。
下の句は、決まって「目白ヶ丘の櫻と咲かむ」。

たとえばこんな具合。
「御国守り 南のきはに 身はすてゝ
目白ヶ丘の櫻と咲かむ」
「春されば めぐし乙女ら かざすてふ
目白ヶ丘の櫻と咲かむ」

その下の句だけを、第17代院長の山梨勝之進が揮毫。

思いもかけない発見だった。

いつも道場でコーヒーを淹れてくれる
関東サポーター焙煎珈琲さんのお店が
学習院の近くらしいので立ち寄ろうと思ったけど、
日曜定休だった・・・。


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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