面白い記事を見つけた。
帝京大学名誉教授で、歴史学者の
義江明子氏の研究成果を紹介する記事だ。
古代女性史から解き明かす
皇位継承のジェンダーバイアス
:女帝「中継ぎ説」を問い直す
https://news.yahoo.co.jp/articles/e52149cd7081d3de76cd2c02bcc0068229230034?page=1
義江氏は、古代の政治で女性が果たした役割について
研究している。
「政治の実権を握るのは男」というバイアスを
外してみると、いろいろな発見があるという。
たとえば、、
古墳の分析により、弥生前期から古墳前期には
列島各地、3〜5割の女性首長がいたこと、
推古天皇が行った国造りは、蘇我馬子や厩戸皇子の
はたらきによるものだとされていたが、
当時は長老で経験豊富な者が力を持つ「長老原理」で、
厩戸皇子は若すぎ、同世代の推古天皇と馬子が
国造りへの価値観を共有する同志だった可能性があること、
文化人類学の研究成果を取り入れ、
古代日本は父系にも母系にも偏らない「双系的社会」だった
と考えられること・・・etc.
そして義江氏は現在の男系男子の皇位継承について、
こうコメントしている。
「天皇は古代から男系男子継承が伝統だったのだから、
それを変えてはいけないと思い込んでいる人が
多いのではないでしょうか。
その思い込みから脱して “伝統” を問い直し、
現行の憲法の下での『象徴』としての
天皇・皇室の在り方を、
国民が皆で考えていく必要があります」
凝り固まった、近視眼的なモノの見方ではなく、
しなやかな女性の感性だなと思う。
一体何が「伝統」なのか、
よーーーーく考えてみる必要がある。
この記事、必読ですぞ〜!!!