『よしりん辻説法⑤恋愛論』
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感想ご紹介です!!
『よしりん辻説法⑤恋愛論』、ようやく読了しました。
一話一話が、いや、一コマ一コマが濃くて、読み進めるのに時間が掛かりました。
購入直後に斜め読みして、あまりにも刺激的なので感想は自粛しようかと思いましたが、思い直して感想を記させて頂きます。
私は若い頃、両親による悪影響もあって、「結婚に繋がること」を極度に恐れていました。
また、『北の国から』というドラマで、主人公の純君が彼女を妊娠させてエライ事になり、カボチャを持って謝りに行くというのを観て、迂闊な事は出来ないな、と恐怖が加速しました。
しかし、性欲というものは自然と溢れて来るものですから、その頃の私は車に例えると「サイドブレーキを引いたままアクセルをベタ踏み」している状態でした。そんな事をしたら、エンジンが焼けて壊れてしまいます。私は壊れてしまいました。
そんなこんなで恋愛に関してはすっかりドツボにハマり、『リハビリ』の必要性を感じました。
美輪明宏さんの著書やアドラー心理学の本も参考になりましたが、それで急に「恋愛上手」になれるほど世の中は甘くなく、終いには「一人で出来るもん!」と悲観的にもなりました。
前置きが大変長くなりましたが、『よしりん辻説法⑤恋愛論』は、恋愛に関する「真実」を実例に基づき先生が看破されている上に、次々と繰り出されるギャグとも相まって、笑いながら人生や人間の深い部分まで思いを至らせる事が出来るという、極めて珍しい良書だと思いました。お子ちゃまには早いけど。
今、世の中では『脱プラスチック』などと言われておりますが、それよりもはるかに重要なのは『脱プラトニック』なのではないか?自身の様々な失敗と共に、そう強く思いました。
先人が「命短し恋せよ乙女」と歌ったのも、改めて聴くと、痛切な思いが込められているように感じます。
余談ですが、かの奈良林博士は「夫婦間(男女間)で最も重要なのは、愛情よりも『前戯』」と力説されておりました。
それを何かで読んだ若き日の私は、「え?愛情じゃないの?」と不思議に思いましたが、『恋愛』というものを究めて行くと、自然とこのような結論に至るのかも知れません。
(青ネギさん)
日本人の恋愛は
「色恋」である!
これ、誰も言っていなかったけど、
言われてみれば、日本人ならすぐ
納得いってしまう盲点!
西洋流恋愛の呪縛から解き放たれた
恋愛論はどこまで広がっていくのか、
まだまだわかりませんが、
まずこの1冊を読みましょう!!
目次
まえがき
【不倫】不倫憎けりゃ会見まで憎い
【詮索】盾の両面を見るな!
【告白】百害あって脈なし
【色恋】恋多ければ恥多し
コラム①「女の査読」泉美木蘭編
【貢物】カネはかすがい
【執着】欲をもって欲を制す
【接吻】マスク禍に口なし
【喧嘩】夫婦万事塞翁がシマウマ
【天秤】すべての乳はブルースに通ず
コラム②「女の査読」秘書みなぼん編
【純愛】圭は身を助ける
【年齢】鶴は千年、亀は万年、恋は熟年
【幻滅】女房元気で留守になる
企画 倉田真由美×小林よしのり「密会対談」
【戦略】吊り橋を叩いて渡る
付録 「逆(ギャグ)辞苑」意味なし用語集