公論サポーター関西支部長だふねさんの
「よしりん十番勝負」第二番
感想をご紹介します。
こんばんは。
昨日の「よしりん十番勝負」、私は大阪にてライブビューイングで視聴しました。
まず、率直な感想を申しますと、「会場にいる参加者の忍耐力、パブリックマインドに感心した」です。
藤井聡氏と、施光恒氏をゲストとして丁重に扱いたい気持ちは、私とてあります。
それでもやはり、お二人の口から出てくる言葉の数々には、腹立たしさと情けなさ、苛立ちで体が震えました。
私がもし会場にいたら、胸が悪くなって、吐き気を催して退室していたのではないか?
そのような中、小林先生が、お二人の話に口を挟まずじっと耳を傾けておられた姿に、不動明王のごとき威厳を感じました。
私も「男系派=人として信用できない」みたいな決めつけを持たないようにしたい、と考えていました。
人それぞれ思考やバックボーンがちがうのは当たり前。自分とちがう意見の者の話でも、きちんと受け止められるだけの心の広さが、自分にも欲しい。
それでも……昨日のお二人の言い分は「聴くに堪えない」の一言でした。
藤井氏や施氏からは、ソフトな物言いの中に、「女系天皇を成立させてはならない」という妄執が渦巻いている。
堂々巡りの理屈、非常識で無理筋な要求。皇室の方々に対し、何様のつもりなのか。ふざけるな。
傾聴に多大な努力と、義務感を要しました。
施氏の「直系カルト」の発言には耳を疑いました。
「直系長子優先」こそが今、皇室に迫る危機を回避する唯一の手段です。
男系主義者の、「自分たちの好き嫌いや世間体で、皇室の未来を決めよう」としている傲慢さ、心得違いをだれが糺せるのだろうか。
絶望的な気持ちになります。
門下生失格かも知れない。昨日は終わって帰宅してから、ずっと自己嫌悪でした。
ライジングコメントにあるような、理知的かつ優等生的、いかにも己の物分かりの良さをひけらかすような意見に、そう易々と首肯なんてできるか。身体が拒否反応を起こします。
もっと自分の身に引き寄せた想いを最後に述べさせてもらうならば、妊娠・出産のことがあります。
私は、6回の妊娠で、3人の我が子をもうけることができました。
つまり妊娠したにもかかわらず、この世に生まれることが叶わなかった子が3人いるのです。
私の祈り、人間が尽くす力では、どうにもならないことでした。
「子を産め。それも男を」
そういう人は、女が細心の注意を怠らず、自分たちの設計どおりの行動をすれば、大過なく当然のようににできることだとお考えか。
子を身籠る、それ自体がいくつもの奇跡が重なって起こる出来事であり、人間の小賢しい思惑など何も作用しない。
彼らがその圧倒的な真実に気づくことは、これからもないのでしょうか。
保守は「常識」を手離してはいけない、
現実に立脚しなければならないということが
基本のキであると思ってきたのですが、
あれはいったい、なんだったんでしょうか!?