昨日、わしと井上達夫氏との『ザ・議論!』を読んだ。
立場が違い、意見が合わない人との議論はこれが
最高峰だ。
わしもよくあんな凄い知識人と張り合えたなと感心
する。
井上氏は、コロナ禍で自分の頭で考えることをせず、
いきなり恐怖に憑りつかれてしまい、脱落してしまっ
たが、『ザ・議論!』を読むと、もったいなくてしょうがない。
専門の知識を持っている人は、他の分野での専門の
領域には踏み込めないのかもしれない。
だが、井上氏に一点の同情があるとすれば、心臓の
手術を受けていたことだ。
基礎疾患があれば、コロナだろうと、インフルエンザだ
ろうと、重症化する危険性はある。
自分の健康に自信が持てなければ、コロナ禍という
のは、冷静な判断を妨げるのだろう。
しかしコロナ禍は、あまりにも多くの知識人の信用を
奪ってしまった。
実に罪深いインフォデミックだった。