やってきました水曜日、本日20時~は、慶応大学の細谷雄一先生をお招きして、『リベラルな国際秩序から憲法を語る』をお送りいたします。
細谷先生は、3月29日付の産経『世界を解く』においても、ウクライナ戦争におけるロシアの所業を厳しく非難するとともに、「ウクライナは降伏すべきだ」といった日本の世論に対して、「戦後の平和教育の悪弊といえる」と指摘します。「平和を重視するあまり、「隷属の平和」、つまり独立や自由、人権など他の価値を犠牲にしてでも平和を守るべきだという意識」として「厳しい表現だが、戦後の日本人の精神の見にくい側面だ」と断じます。
同時に、憲法の価値を護れと叫ぶ陣営こそ、まさに「平和」が壊されウクライナが「専制と隷従、圧迫と偏狭」に基づくロシアの軍事支配を迫られる中で、このロシアの蹂躙を「永遠に除去」しようと努めることが、憲法前文の標榜する価値感の実践ではないのかと厳しく指摘されています。
そんな細谷先生と、憲法制定の少し前の歴史から、本来憲法制定に携わったアクターが描いた世界観とはいかなるものだったのか、そしてそれはどうしてこうも歪んだのか、議論したいと思いますので、是非ご参加ください♪
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