ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2022.3.29 10:19

祖国愛の分からぬ ヘタレばかり

一昨日のモーニングショーでアゾフ連隊が映っていた。
プーチンと日本の自称保守連中が毛嫌いするアゾフ連隊だが、
ロシア軍と命がけで戦うアゾフ連隊は、なかなかの愛国者
ではないか!

アゾフ連隊はかつてはフーリガン上がりの極右組織だったが、
今では正式な国家の軍隊の一部となり、祖国防衛のために
戦っている。

連隊のゾリン指揮官が出ていたが、こう言っていた。
「ロシアの士気が低いから、司令官を次々に送り込んで、
兵士の背中を押さなければならない状態になっている」
そのロシアの司令官がもう7人も殺されたのだから、
ウクライナ軍は健闘している。

ゾリン指揮官はこうも言っていた。
「ロシア軍は都市を跡形もなく殲滅している。日本の皆さんも
分かってくれるだろうが、殲滅されたのは単なるインフラ
ではない。あれは祖国なのだ。」

感動的だ。
日本の陰謀論ホシュや、護憲サヨクは、祖国愛の分からぬ
ヘタレに過ぎない。

ロシア軍の兵士は、ウクライナの市民権と引き換えに戦車を
明け渡して降伏している有り様だ。
そりゃ止むを得まい。
ナチスにやられているユダヤ人を解放するための軍事行動だと、
プーチンは主張するが、誰が信じるかい、そんな陰謀論デマを!
戦争の大義がないから、士気が低いのだ。

かつてイラクが大量破壊兵器を持っているからというデマを
大義にした大統領もいたけどな。

あの時も、自称保守はブッシュのデマを信じてたが、
今度はプーチンのデマを信じている。

自称保守は反マスコミを宗教にするから、ネットのデマに
騙される。

劣化した。
日本はウヨクから、サヨクまで、劣化しまくって手が
つけられない。
ついに新たな「戦争論」を描くときが来たようだ。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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