ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2022.3.28 09:35日々の出来事

覚醒させるべきか否か

福岡にはまだわしの読者が眠っているのは
間違いない。
わしと西部邁から影響を受けたらしく、
「本日の雑談」も読んでいたという女性がいた。ゴー宣道場に参加したこともあったのに、しっかり
話したこともなかったので、気づかなかったが、
保守思想の何たるかをこんなに理解している
女性がいたのかと驚いた。

西部邁は女性天皇を認めていたが、思想すれば
そうならざるを得ない。
彼女もまた女性天皇誕生を強く願っていて、
今の自称保守の体たらくを嘆いている。

わしの読者でありながら、ゴー宣道場に
参加したことがない人もいっぱいいる。
たけし社長もその一人だし、カレーせんべいの
「世界のゴー宣ファンサイト」によって
顕在化した読者と言える。

有名な言論人より頭のいい市井の人々が
いっぱいいるのは間違いない。
その人たちの日常に波風を立てないように、
このままそっと眠らせておくべきなのか、
覚醒させるべきなのかは分からない。

ここまで劣化の激しい社会になったら、
覚醒しても生きやすい方法論まで教えて、
手伝ってもらいたいという気持ちもある。
カレーせんべいは、たけし社長と組んで、
そういう読者を覚醒させるつもりのようだ。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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