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笹幸恵
2022.3.25 15:01配信動画

軍トリ#67の感想をいただきました。

軍トリ#67のご感想を
関東サポーター・ふぇいさんから
いただきました。

*〜*〜*〜*〜*〜*
遅くなりましたが、
笹幸恵の軍事トリビア#67
清沢冽『暗黒日記』を読む
~戦時中、冷徹な観察眼を持ち続けた人
拝見しました。

戦中の様子がどんなだったのか垣間見えて、
それでいて今の様子と言葉は違えど大して変わらないじゃないか
同じことを繰り返していると思う次第です。
丸ビル防空演習のくだり
夏場のマスクを考えていたら、
笹先生と意見が合ってなんかよかったです。

今回の軍トリを拝見してとても感じたことは、
本当の知識人が何を考えていたか。
清沢氏は、当時の軍国主義や日本の政策、
流される・一定の限度を超える日本人を
辛辣に批判しています。
しかしながら、現代の「知識人」が言ってるような
「戦うな」「早く降伏しろ」「国をまもろうとして命を落とすのはよくない」
といったようなことは日記に残していないことです。
(ごく一部の紹介とのことですが、おそらくないと思っています)
この部分が戦前と「戦後民主主義」との決定的な違いなのかなと、
堕落の底が抜けてる証拠かと感じました。

ありがとうございました。

*〜*〜*〜*〜*〜*

ふぇいさん、いつも視聴してくださり
ありがとうございます。
清沢は戦争について批判的ではありますが、
現代の「知識人」のような生命至上主義者ではありません。
好戦的で居丈高となった文化人や軍部を批判し、
都合のいいことにしか耳を傾けない国民の無知と
低劣さを批判しています。
総じて、我が国の思考停止っぷりを嘆いているのです。
この人間の業とも言うべき部分に焦点を当て続け、
流されないところが、この人のすごいところ。
戦後知識人とは次元が違う、と言わざるを得ません。

笹幸恵の軍事トリビア#67
清沢洌『暗黒日記』を読む
〜戦時中、冷徹な観察眼を持ち続けた人






笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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