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泉美木蘭
2022.1.9 13:17

子どもに「自己責任」を負わせてはいけない

昨日の「オドれら正気か?新春LIVE」は、
350人の参加者が最初から最後までまったく集中力を
切らすことなく、すごく熱心に議論を聞いている様子が
伝わってきました。
応募多数のために会場には参加できなかった人も、
生放送で大勢視聴していたのだから、
この状況を「なんとかして変えなければいけない」と真剣に
考えている人は、少数派とは言え、各地に確実にいる。
「もしかして、おかしい、かも?」と感じ始めている人も
実は増え始めていると感じるし、
世論がひっくり返る日は近いうちに必ず来る! と思います。

5類への変更は国会で決めなければならない仕組みになっていた
という話、LIVEで話したのか、控室で話したのか、
私の記憶があいまいで不安なのですが、
国会の議決が必要となると、中国共産党ばりの野党の方針には
絶望感を抱いてしまうし、やはり、
「国民はそんなことは求めていません!」
という態度を拡大していくしかないと思います。
 
それから、新自由主義的な価値観がすっかり浸透して、
子どもにまで「自己責任」を自然に押し付けているというのは
本当にまずいと思っています。
テレビに出ている小児科医が、

「ワクチンのリスクとベネフィットをお子さんにお話しして、
しっかり理解してもらった上で、打つか打たないかをお子さんに
選択してもらうことが良いと思います」

などと平気な顔で語るのを何度も見ていますが、

子どもに、そんなことを選択できるわけがありません。

そもそも、ワクチン慎重派の意見は、河野太郎ほか権力者や
それに追随するマスコミ各社によって
「反ワクのデマ」「陰謀論に騙されやすい人の言ってること」
ということにされてしまっています。
ワクチンのリスクを訴えている立派なお母さんたちの団体も
ありますが、やはりきちんと話せる親というのは少ないです。

それに、たとえ理解できるとしても、子どもに選択を迫るのでなく、
親が「あんなもの体に打ってはダメだ!」と決める類の話では
ないのでしょうか?
私は、子育てに関して偉そうに言える立場にありませんから、
こういったことはとても発言しづらいなという気持ちがありますし、

語弊を招くかもしれないのですが、それでもやはり、
親と子が同等で、同じ選択権があるという感覚は、
大人としておかしいと思っています。
「子どもの自己責任」は、「大人の責任放棄」という意味になって
しまうからです。

追伸:
昨夜は、場外乱闘をしめてくださいと急に言われて、
ちょっぴりだけ大きな声でお話ししたので、
のどが痛いです。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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