高森明勅氏の『徒然草気まま読み』が最終回となった。
この番組、ペン入れしながら聴くには最適だった。
もともとモンテーニュの「エセ―」に興味があって、
仕事の合間に一つ二つ読んでみて、納得したり、
感慨に耽ったりするのが気分転換だったのだが、
徒然草も似たような味わいがある。
教養のためにと一気読みするような本ではないし、
高森氏が解説してくれるのが、ベストの読書タイム
だった。
当時の慣習やら習俗やら宗教観なども学びながら
聴いた方がはるかに面白い。
せっかくの意義のある動画がなくなった。
高森氏にはまた別の古典の解説を望みたいが、
来年は皇統問題の動画をやってくれるようだ。
それは今の状況から必要なことではある。
けれどまたわしの教養になる古典解説を絶対やって
欲しい。
ペン入れの時間を無駄にしたくないんだ。
高森氏の古典解説は時には、わしの創造のヒントに
なるときもある。
わしが聴くためだけに存在する動画があっていい
だろう。