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高森明勅
2021.12.13 09:00皇統問題

皇位の安定継承から逃げ出した有識者会議の残念な結末

12月6日、皇室制度のあり方を議論する
有識者会議が報告書の骨子案を了承した。

これを受けて政界関係者から連絡を受けた。

立憲民主党の西村智奈美幹事長は早速、8日、
上記骨子に対し、「国会附帯決議で検討を求めた女性宮家創設に繋がるのか。
女性・女系天皇の在り方も含めた検討を行うべきだ」と質問。
同党の姿勢を明確にした。

又、共同通信から取材を受け、私の基本的な考え方を伝えた。

更に、プレジデントオンラインから依頼を受けた原稿は、
15日午後に公開される予定だ。

私から提出したタイトルは
「皇位の安定継承という課題から目先だけの皇族数確保へと後退した
有識者会議の残念な結末」。

小見出しは以下の通り。

「肝心な皇位の安定継承への検討は棚上げ」
「皇族と国民が同一の世帯を営むという無理」
「門地による差別に該当し、憲法違反になる」
「女性天皇・女系天皇という選択肢を除外して皇位の安定継承は望めない」

公開時には、編集部が用意したタイトルと
小見出しに変更されるだろうが、一応の参考までに。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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