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小林よしのり
2021.12.11 09:09日々の出来事

『コロナ論』はわしの代表作の列に加わった。

今夜8時からの「オドレら正気か?」生放送の予告を
泉美さんが書いてくれる時に、
「維新の会、30人マスク会食」
「韓国、接種8割超でも、3日連続新規感染者7000人超、
重症者も過去最高」という項目を入れておいて欲しい。

しかし『コロナ論』で描いてきたことが、最近次々に科学で
裏付けられてきたようで、シリーズの巻を追うごとに精密度
が上がっていく。

『コロナ論』はウイルス学の核心を捉えているはずだし、
感染症学や医者などの自称専門家を完全に凌いでいる。
(井上正康氏だけが例外)

その上、社会学的にも、政治学的にも、日本人論としての
視点も押さえて記録・分析しているから、世界でも誰も
マネのできない大著となっている。

68歳にして、またしてもわしの代表作の列に加えられる
名作を出してしまった。
日本人が勝手に狂ってしまったから、わしは冷静さを
失わずに「伝統」「常識」のバランス棒を操っただけなん
だが、これこそ保守思想の真髄だろう。

「保守」は過去の思想家のうんちく披露ではない。
あくまでも危機に対する態度と論理で証明するもので
あって、「うんちく」で保守を語るブームもついに化けの
皮がはがれたというところだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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