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小林よしのり
2021.10.27 11:38日々の出来事

井上正康氏への質問例

今週末開催の「オドレら正気か?大阪LIVE」に登壇して
くれる井上正康氏に以下の質問をしてみようと思う。
読者からの質問も混じっている。
登壇者は多いので、井上氏への質疑応答で時間を
使い過ぎると困る。
ゲストにはまんべんなく発言してもらうので、これらの
質問からどれに回答するか、選んでもらいます。

〇空気感染を信じて、糞口感染を否定する立場から、
「肛門から出るコロナウイルスの感染力は弱い?」という
意見があるが?

〇感染者激減の理由は、コロナがウイルス変異で自壊
するから?

〇ワクチン接種後、感染しても、重症化は予防できる?

〇スパイクタンパクを体外に出す方法はないのでしょうか?

〇インフルエンザも遺伝子ワクチン・筋肉注射にするべきか?

〇ブレイクスルーとADEの違いは?

以下は研究者からの質問です。

〇口腔→血流→腸管→→呼吸器系という侵入経路については、
レセプターの組織における発現量(あるいは細胞表面に提示
されているレセプターの数)が侵入経路に依存して豊富になっ
ているのならば、科学的には非常に妥当かと思います
(血栓による障害により肺血管床が減少し、最終的に呼吸器が
重症化する、という説明も納得であります)。
ただ、そうすると気になりますのが、コロナウイルスが“血中に
局在するフェーズがあるということになり、液性免疫における
コロナに対する抗体は、実際にはIgGが結構メジャーになるの
かどうか?ここが、ちょっとわからなくなってきました。
自分は、コロナウイルスは血中には存在せず、むしろ粘膜免疫
をベースとしたIgAが抗体としてメジャーなのかと思っておりました。

〇ウイルス干渉(現象)はマクロの現象として正しいと思いますが、
ではミクロのレベルではどのようなメカニズムになるのだろうか
(特に宿主のレセプターが異なった場合、どうなるのだろうか)?

〇ACE2にコロナのスパイクタンパクが吸着すると、その細胞に
アポトーシンが起こるというのは、確かに衝撃的な内容です。
なぜならば、ACE2はプロテアーゼであり、あくまでも血中に
存在するアンジオテンシン前駆体を切断する酵素であり、
アポトーシスを生じさせるようなシグナルを伝える機能がある
ようには思えないからです(しかし、引用された論文によると、
生存シグナルと言われるAKTの活性化(リン酸化)は消失し、
逆にMDMという細胞増殖を抑制する因子が活性化している
ようなので、経路はわかりませんが、アポトーシスに向かって
いる感じは致します)。ここは、どうなっているのだろうか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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