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小林よしのり
2021.8.15 11:02日々の出来事

マスコミは戦時中の「全体主義」を反省しない

関口宏の番組で、半藤一利が「全体主義」を警戒
していた。
だがこの番組もそうだが、テレビ番組は全て、
コロナ禍で「全体主義」となった。
「マスク全体主義」で始まり、終息に向かっては
「ワクチン全体主義」である。

「異論を許さない」、これが全体主義の第一条件
である。
コロナ禍で、徹頭徹尾、異論を唱えているのは、
小林よしのりだが、すっかり排除されて、
「両論併記」も許してもらえない。

テレビは「公器」である。公共の電波である。
放送法でも「両論併記」は規定されている。

おそらく「漫画家」だから権威がないので、信用ゼロ
なのかもしれない。
だが、権威主義で、主張の内容を一切検討しない
のならば、それは戦時中の「検閲」と変わらない。

「大東亜戦争は負けている」と気づいた者が
「漫画家」だったら、取り上げないという態度と同じだ。
権威主義であり、権力への追従である。
それが「言論の自由」がなかった戦時中の課題なの
だが、残念ながら、コロナ禍も一緒である。
何も変わっていないのだ。
特にマスコミの態度は、戦時中も、戦後も、何ひとつ
変わっていない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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