ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2021.4.26 11:30

無視して出かけりゃいいじゃん

緊急事態宣言中ですが、いま私の家には、
大家さん、工事業者さん、不動産屋さんなど
数人が狭い部屋に寄り集まって、天井からの漏水について、
どうしたものかと相談をしています。
大家さんがコーヒーを差し入れてくれたので、
みんなで輪になって談笑していたのですが、
その普通の光景が、なんだか落ち着きました。

昨日の浅草はいつも通りの人出でにぎわっていたようで、
みんなこうして出かけりゃいいし、
休業している店も、せっかくの書き入れ時なのだから、

遠慮なく開ければいいじゃんと思います。

しかし今朝、いつも買っているパン屋に買い物に行ったら、
店員が、保育園児を連れた女性客に向かって、
子どもにマスクをさせろ、できないなら出て行って欲しい
と言っているので戦慄してしまいました。
「子供に感染する変異株が……」と煽った影響でしょうか。

私は真後ろにいたので、思わず、
そんなことまで言う必要はないんじゃないですか、
と、柔らかめに意見してしまったのですが、
女性客のほうは、すぐに子どもを抱えて、頭を下げながら
店から逃げ出してしまったし、
私もパンを買うのは中止して、帰ってきました。
子ども向けのパンダやウサギのチョコパンを目立つ場所に
並べているかわいらしい店だけど、
子どもを露骨に追い出す態度だとわかり、残念でした。
もうあのパン屋で買い物する気分にはならないと思います。

今朝、玉川徹が、分科会の小林慶一郎をなじったあと、
フォローするために、
経済の専門家が、感染症の心配をして、
感染症の専門家が、経済の心配をしている状態だから
どっちも気の毒だと言っていましたが、
そもそも総合的に判断するのが当たり前。

しかも、結局、どっちの専門家も
「コロナ、恐怖の死の病原体、日本人大勢死ぬ」
という完全に間違った前提から抜け出しておらず、

「もっと厳しく封鎖したほうがいいと自分は思うけど、
経済がね……」
「経済的な打撃を考えたほうがいいと自分は思うけど、
やっぱり感染のリスクはね……」

と中途半端なことをウロウロと言ってみながら、
真剣になど考えておらず、
重大な責任を放棄し、

データ検証を放棄し、
科学的判断を放棄し、
人間的な感覚を放棄し、
日本人の常識を放棄し、
ただただ社会を破壊し尽くしているだけなので、
ひたすら迷惑。害悪、犯罪です。

こんなもんには、さっさと呆れて見切りをつけて、
一切無視してゴールデンウイークを
謳歌したほうがいい。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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