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泉美木蘭
2021.3.5 21:41

不安感がなくなれば終息?

分科会の尾身茂会長が、年内の終息は見込めないとか、
「さらに1年、あるいはさらにもう1年たち、
季節性インフルエンザのように、それほど不安感が
なくなれば終息となる」
などとバカなことを言ったらしい。

「不安感」が終息の条件だというのなら、
その不安感を絶やさないようにここまで煽りつづけてきたのは
ほかでもない分科会の「専門家」、そして『モーニングショー』
をはじめとする、視聴率稼ぎのテレビじゃないですか!

「季節性インフルエンザ」は、直接死3000人、間接死10000人、
感染者は冬場には一週間で205万人という超絶ペースで、
毎年、赤ちゃんから高齢者まで大勢に感染してきたんですよ!

それを毎日カウントして、
「小学生が亡くなりました」
「意識不明の3歳児が死亡、新たに50万人感染確認」
などとテレビで速報しつづけていれば、
国民はあまりの恐怖に震えあがるだろうし、
コロナどころではない騒ぎになるはずです。

延々とこんな狂ったことを言い続けて、
どれだけの人が経済死に追いやられると思っているのか。
精神を病むと思っているのか。

ひとつの感染症にかからなければ、
ほかのどんな原因で死んでも構わない、
弱者が生きていけなくなっても構わないというのが、
尾身会長率いる分科会です。
本来なら、マスコミは、垂れ流すのでなく、
おかしいのではないかと糾弾しなければいけない発言です。
もう狂いすぎてなにも信じられない。みんな怒ろう!

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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