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泉美木蘭
2021.2.17 01:32

理念そのものは否定しないのですが

私は、理念そのものは否定しないです。
全体を進歩させていくために、必要な考え方というものは
あると思います。
女性の地位の低さについては改善しなければならないと
もちろん思っているし、どんな議論、どんな考え方があるかを
学んで考えることは必要だと思っています。

ただ、
現実、自分の実体験を通してきちんと生きて、
社会というものを知って、ものごとの表裏・陰陽を知って、
現実というものを知って、人間というものを知って、

生きるというのは、一体どういうことなのかを
受け止めていくという過程がないと、
精神的に、人間的に、成熟しないと思うんです。

そして、成熟していかないと、
「人に対して優しい」とはどういうことなのかを
きっちり体得していけないし、
胆力も蓄えていけないし、
理念がそこにあっても、
本当の意味で前進することはできないとも思います。
口で「胆力、胆力」と言ってても胆力できないでしょう?

「理念」が上滑りしがちなのは、
そういうところじゃないかなと思ってるんです。私はね。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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