ゴー宣DOJO

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高森明勅
2021.2.16 06:00ゴー宣道場

森発言と女性天皇

2月14日、ゴー宣道場。テーマは女性の地位向上。
ゲストは弁護士の金塚彩乃氏。

フランスの新型コロナ禍の下での、社会的弱者や女性への
迅速で細やかな対応を紹介され、正直に言って、“羨ましさ”を
禁じ難かった。
政治の違い、政治への国民のコミットメントの違いを、痛感した。
議論の終盤で「森発言」を巡り、予想外に熱い議論になった。

予定調和ではない、ゴー宣道場らしい。
泉美木蘭氏が参加されていれば、全体がどんな展開になったか。
とても大切な方なので、くれぐれもお身体を大切にして戴きたい。
道場後、金塚氏も交え、限られた時間ながら、楽しい懇談の場を
持てたのは、嬉しい。
同氏の益々のご活躍を祈り上げる。

この際、道場で触れる機会が無かった点を、補足しておきたい。
森発言をあれほど熱心に批判した政治家やメディアが、
天皇のお子様であっても、“女性だから”というだけの理由で
即位できないという「旧時代」的なルールが、側室不在・非嫡出排除という
(つまり「男系男子」限定ではやがて行き詰まることが明らかな)
条件下にも拘らず、そのまま放置されている事実に強く関心を持たないのは、
ツジツマが合わないのではないか。
より重大かつ深刻な問題なのに、こちらをまともに
取り上げないのであれば、その本気さを疑わざるを得ない。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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