ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2021.1.12 08:59日々の出来事

仮説は自説ではない

昨日、『よしりん辻説法』新シリーズの画稿が完成した。
今日、仕事場に行って、渡す。

わしは「SPA!」『ゴー宣』のシナリオをほぼ完成、
今日からコンテに入る。

コロナについては、ほぼ見えてきた。
科学は「仮説」から始まるので、あらゆる角度から
突っ込まれても整合性が崩れない「仮説」を立てる
しかない。

なぜなら、ウイルスの世界も、免疫の世界も、完全解明
されていなくて、専門家も謎を解き明かそうと研究を
進めている段階なのだ。

医者はウイルスの世界をまったく知らない。
『コロナ論2』の最終章の内容など、ウイルス学者の
最先端の者なら知っているが、医者は知らない。
感染症の専門家も、ウイルス学は知らないのだから、
政府の分科会にも本当の専門家なんていない。

こうなってくると、わしはいわゆる専門家よりも、自分の
経験値を基礎にして、データを読み取り、ウイルス学や
感染症の学者の本をしっかり読んで、そこで得た知識
を応用して「仮説」を立てるしかない。

コロナに関しては、今のところ大筋で間違ったことは
言ってない。
テレビは言いっぱなしで済むのだろうが、作品は残る
のだから無責任には描けない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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