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トッキー
2020.12.27 14:33メディア

小田嶋隆の低レベルすぎる罵倒文【コロナ論 バカ網打尽!】

 素人のツイッターやブログならいざ知らず、仮にもプロの文筆家の文章ならば、最低限の礼儀くらいは保とうと思っていたのですが、そんなことも言っていられない相手もいるのだと痛感しました。

 コラムニストの小田嶋隆がツイッターで、よしりん先生の主張のどこが問題なのかという具体的な指摘を一切せずに、「よりにもよって小林よしのりの言い分をまるで無批判に垂れ流しにするインタビュー記事を掲載する毎日新聞の見識に心の底からあきれている」と書いていることについて、この人は要するに「小林よしのりの言い分であれば、問答無用で排除しろ!」としか言っていない、言論封殺・翼賛体制オヤジであると、以前批判しました。

https://www.gosen-dojo.com/blog/29390/


その小田嶋は「日経ビジネス」12月25日付のコラムで、さらにこんなことを書いています。

「賢い人間の振る舞いとしては、小林よしのり氏のような人物とのやりとりは黙殺する」

「小林よしのり氏のようなタイプの言論人は、優秀な文筆家や賢明な有識者が、あえて相手にしないからこそ、メディアの中で生き残ることができている」

 ここでも、なぜ小林よしのりの言説は「賢い人間」が黙殺して当然なのかという具体的な説明は一切しません(そもそも優秀な文筆家や賢明な有識者」が相手にしないというのも、事実に反すると思いますが)。
 こういうのを「誹謗中傷」と言うのです。大人が書くことではありません。「お前の母ちゃんデーベーソ!」と言っているのと同じです。

 

 そしてその上で小田嶋は、「でも、私はあまり賢くない」「小林よしのり氏のような、対峙した相手になんらの利益をももたらさない面倒くさい人間にも、律義に対応する」などと、わけのわからないマウントを取って絡んでくるのです。

 何の根拠も示さずに人を「最低の人間」呼ばわりした上で、「そんな、誰も相手にしないような最低な人間を、わざわざ律義に相手にしてあげる誠実なボク」を演出するのです。

 こんな下品な人間、いるでしょうか?

 しかも、律義ぶって見せているわりには、小田嶋は『コロナ論』『コロナ論2』を一切読んでおらず、「毎日新聞 医療プレミア」の記事を斜め読みした程度なのです。
毎日新聞「医療プレミア」

「データを精査し経済を止めるな 小林よしのりさんに聞く(上)」
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20201217/med/00m/100/008000c
「法律で担保されない「自粛」は危険 小林よしのりさんに聞く(下)」
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20201217/med/00m/100/012000c

 さて、問題の新型コロナに対する自身の考え方については、小田嶋はこう言っています。

「医師でもなければ感染症の専門家でもない私が、この問題を自分のアタマでどんなふうに読み解いているのかは、たいした問題ではない」

「新型コロナウイルスへの対応のような「深い専門知識と広い視野の両方を持っていないと適切な解答にたどりつけないタイプの問題」については、そもそも「自分の頭」で考えることがむずかしい。」

 最初から、自分の頭で考えることを完全に放棄しているのです。

 よしりん先生は、小田嶋が言う「深い専門知識と広い視野の両方」を持ち、自分の頭で考えて適切な解答を得ようとしているのに、最初からそれを放棄している小田嶋がこれを罵倒するのです。

 

 それで小田嶋は、「この種の「自前の見識や思考力だけでは手に負えない論題」については、毎度「どの専門家の見解を鵜呑みにしたら良いのだろうか」という視点から対処している」として、一冊の本を推薦しています。

 しかし小田嶋は、その本を信用できると判断した理由を何も語っていません。それどころか、その本がどういう見解を示しているかという説明すらしていません。ただ、「説明の順序や深さがとてもよく考えられている」といった「形式」のことしか言っていません。

 普通の文筆家なら、推薦する本があればその内容について、多くの人が読みたくなるように、その見どころを自分の言葉で表現するはずです。しかし、小田嶋はそれを一切していない、というか、できないのです。

 酷評するものの根拠も説明できなければ、絶賛するものの根拠も説明もできない。ただ、「読んでもらえば、隅々まで納得できるはずだ」と言うだけです。

 こんなのはプロの仕事ではありません。小田嶋は文筆家として、徹底的に無能であることを自らさらけ出しています。

 

 その上で小田嶋は以下のようなよしりん先生の主張を列挙します。

「ただの風邪と思って対応した方が害が少ない」
「商業メディアは、コロナ脅迫が目先の視聴率や部数に結びつくからということを理由に、大げさに騒ぎ立てている」
「ウイルスの害そのものよりも、ウイルスによる経済の萎縮の害の方が大きい」
「新型コロナウイルスの死者は、例年のインフルエンザウイルス感染による死者よりも少ない」
「コロナ警戒の影響で経済が停滞すれば、食えなくなった商店主や従業員に給与を支給できなくなった経営者の自殺が増える」
「新型コロナウイルスで死ぬ可能性があるのは、ほぼ高齢者と基礎疾患を持つ人々に限られている。ということは、若者や働き盛りの人間に優しいウイルスと見ることも可能だ」
「ウイルス克服の最終シナリオが、集団免疫の獲得であるのだとしたら、時期の違いがあるだけの話で、だとすれば、ロックダウンで経済停滞を招くような小細工をせずに、自然でゆるやかな感染拡大と免疫獲得を待つのが得策だ」


 ところがこれだけ列挙しておいて、小田嶋は一言の反論もしないのです。
そして反論しない理由を、こういうのです。

「ひとつひとつ反論しても良いのだが、細かい論点のやりとりに巻き込まれることは控えようと思っている。なぜというに、「異端の説」は、それを論破するべく議論の対象とすることで、かえって広まってしまう性質を持っているものだからだ」

「「地球は平面だ」でも「月はアルミ製の黄色い円盤だ」でも良いのだが、この種のトンデモな主張は、マトモな人間が大真面目に反論することでいよいよ世間にあまねく知られることになる。」

 一切の議論を放棄し、「異端の説」「トンデモな主張」のレッテル貼りだけで片づけようというのです。議論になったら勝てないバカが必ずやる、常套手段です。

 こういうのが戦時中に生きていたら、世の風潮に疑問を持つ人に片っ端から「非国民!」とレッテル貼りしていたのは間違いありません。

 

 さらに小田嶋は、「寿命の来た老人しか殺さない」と言った言い回しは「あからさまな優生思想」「狂ったネオリベ思想」であり、「国民の多数派が感染すること」で集団免疫を達成するのは、「棄民シナリオ」だと、ひたすらレッテル貼りに終始します。

 寿命の来た老人が、新型コロナに限らず何らかのウイルスに感染して死を迎えることも、ウイルスに対して人間は集団免疫の獲得しか対応のしようがないことも、全く「自然の摂理」と言うしかないのですが、小田嶋は「ロックダウン」と「ワクチン」で人為的にウイルスを抑え込めると信じているのです。

 

 また、小田嶋は「スウェーデンは失敗して、国王が政府を批判している」とか、「インフルエンザは三密回避や手洗い・マスクの徹底で劇的に減少しているのに、新型コロナは感染拡大している、新型コロナの方が厄介だ」とか言っています。 スウェーデン国王の発言は政府批判ではなかったし(スウェーデン国王発言と、スウェーデンを叩きたい人たちhttps://www.gentosha.jp/article/17310/)、インフルエンザは大した感染対策が取られていなかった今年初頭から劇的に減少しており、原因は「ウイルス干渉」以外に考えられないのですが、情弱の極みの小田嶋隆はマスコミの誤情報を全て鵜呑みにしています。

 

 以上見てきたように、小田嶋は論争からは完全に逃げ、具体的な反論を何もせず、単なるレッテル貼りと誹謗中傷、罵倒しかしていません。

 それなのに小田嶋は文章の締めに「論争から逃げているように見えてしまうのもシャクなので、あまりにもあたりまえで凡庸なお話ではあるが、以下、「コロナ楽観論」への反論をひととおり書き並べておくことにする」と書いているのです。

 自分が何を書いているのかもわからないほどのバカのようです。

 さらには、「なお、この反論への反論にはお答えしない。理由はさきほども述べた通り、論争は、もっぱら異端の論を拡散せんとしている崖っぷちの人々の利益にしかならないからだ」などとも付け加えています。

 反論されたらボコボコにされることがわかっているから、自分からケンカを売っといて、反撃される前に勝手に高みに上って、「今日はこの辺にしたるわ!」と捨て台詞残して、スタコラサッサと逃げようというのです。

 そういうのは、吉本新喜劇だけでいいから!

 

 しかしまあ、思わず長文書いてしまいましたが、こんなのがプロの「コラムニスト」をやっていられるという現状には、驚くしかありません。

 でも私は小田嶋隆のような翼賛体制オヤジじゃないから、こんな奴の文章は載せるななんて言いませんよ。

 ただ、こんなのを使うメディアはとんでもなくレベルが低いと軽蔑するだけで。

トッキー

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