門下生メーリスから、
『コロナ論2』の
感想ご紹介です!
皆さまこんにちは!
待ちに待ったコロナ論2を読みましたのでその感想です!今回も楽しく読ませていただきました!
コロナ論2の中で、
『ウイルスは人がコントロールできるものではない』
『ウイルスは本来、人間中心主義が通用しないものなのだ』
とありましたが、本当にその通りだ!と感じました。私の職場で最近それをとても痛感するからです。
私は今、獣医師として県の家畜保健衛生所に勤めています。家畜の保健所みたいな所で、口蹄疫や鳥インフルエンザといった家畜の伝染病の対策や検査等を行っています。
さて、実は今シーズンは鳥インフルエンザが過去一ヤバい状況です。すでに何百万羽という鶏が殺処分されています。養鶏農家は消毒など対策を頑張っていますが、正直限界があります。コロナ論2にもあった通り、鳥インフルエンザウイルスは渡り鳥によって持ち込まれ、人間がコントロールなどできるわけないからです。
現状として、行政や農家がやれることはやって、あとはもう神頼みという感じです。ウイルスをコントロールするどころか、逆に人間がウイルスに翻弄されている状況です。
さて、ノーベル賞とやらを受賞した某教授が、『今回も人類はウイルスに必ず勝ちます』などとテキトーなことを言ってましたが、私に言わせればそんなのただのしょーもない信仰です。
ウイルスは自然の一部ですが、果たしてちっぽけな存在に過ぎない人間がウイルスに、自然に打ち勝てると、コントロールできると本気で思ってるのでしょうか?ウイルスは人間が戦う相手ではありません。
ただただ、人間はウイルスとうまく共存していくしかないのです。人間だって自然の一部なのだから。
そもそも、人間中心主義というのがキリスト教的な欧米の発想です。元来日本は昔から自然災害も多く、一方で自然の豊かな恵みも受けながら、うまく自然と共存してきました。そこには自然をコントロールしようなどという傲慢な考えはありません。
そういった日本の古来からの精神を改めて思い起こすべきではないでしょうか。
最後にひとつ。
私は獣医師ですが、今回のコロナ論2を読んで大変勉強になりました。ありがとうございました。
小林よしのりは所詮漫画家だろとか、専門家じゃないくせに、等と言っている人々は、己の無知を自らさらけ出しているようなものです。
コロナ論2が多くの手にわたることを望みます。
(リョービンさん)
手塚マンガを読んでたせいかもしれませんが、
私の子供の頃は、「人間も自然の一部」
「人間が自然を征服しようなんておこがましい」
という感覚は当たり前だったはずなのに、
いつの間に「ウイルスを根絶せよ!」なんて
真顔で唱えるおかしな人が毎朝テレビに
出るようになってしまったのでしょうか?
今年のコロナ禍だけにとどまらない、
人類とウイルス全般にまで視野を広げた、
ここまでスケールの大きなコロナ論は
他にはありません!
人生の考え方が変わる一冊!それが
『ゴーマニズム宣言SPECIAL
コロナ論2』です!!