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小林よしのり
2020.12.10 10:26日々の出来事

『コロナ論』は子孫に伝える本ゆえに

ワクチンの話はわしにとっては全くどうでもいい。
わしは高齢者で、喘息の基礎疾患があるが、絶対
打たないし、打たなくて死んでも構わん。
「残念、描きたいことがもっとあるのに、これが寿命か」
と思うだけだ。

トランプはモノクロール抗体で回復したわけじゃない。
あんなパワフルな奴は自分の免疫で治しているだろう。

重症化を防ぐというなら、余命1年の老人が罹った
コロナを治療したって、余命1年は変わらない。

幼児並みの教養で、いわゆる医学知識を弄ぶだけの
愚民がテレビでバカを量産するのだから酷い世の中だ。

ああいう馬鹿に天罰を下すために、『コロナ論3』を
描くしかないのかもしれない。
描くとしたら「天罰篇」、もしくは「処刑篇」になるだろう。

わしの『戦争論』は全国の大学で一番たくさん収めら
れている漫画だと聞いた。
確かに日本の大東亜戦争を知るためには、『戦争論』
が入門書として相応しいだろう。
そこから左翼本に入っても、加藤陽子に入っても、
それはそれで良かろうと思う。
入門書としては『戦争論』が一番いい。

わしは『コロナ論』も必ず後世に残ると思っている。
感染症を研究する若い学者が必ず読まねばならない
本になるだろう。
日本と外国ではウィルスの影響が違うということを
学ばねばならないし、パンデミックとインフォデミックの
違いも学ばねばならなくなる。
感染症の専門家は、経済との釣り合いも学ぶ必要が
出てくるはずだ。

コロナ禍での社会現象が全て描写されているのだから、
子孫はわしの『コロナ論』を重宝すると確信している。
子孫たちが必ず読む『コロナ論』シリーズで、処刑す
べき専門家やマスコミの狂気発言と似顔絵を残して
おくことは必要だろう。
わしの復讐心は「公」に繋がるので描くしかない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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