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小林よしのり
2020.12.5 10:13日々の出来事

神に祈ることと、妄信することの違い

人は自分が窮地に陥れば神に祈るものだ。
わしも子供の頃は喘息の発作のたびに「これを治して
くれたら絶対いい子になる」と神に祈ったが、とうとう
神は叶えてくれなかった。

人は自分のためなら何度でも祈る。
金儲けのためにも神に祈るし、学問の神様や、商売の
神様だっているくらいだ。
現世利益を叶えてもらうために祈る者は圧倒的に多い。

わしは伊勢神宮や靖国神社では自分のために祈った
ことはない。
公のために祈る。

わしが一番嫌いなのは「妄信」だ。
思考停止が一番嫌いなのである。

新型コロナのインフォデミックを見れば、マスコミを妄信
している馬鹿もいるし、専門家や医師を妄信する馬鹿
もいるし、ワクチンを妄信する馬鹿もいる。

思考停止と妄信は楽なのかもしれないが、そんな楽な
道をわしは選ばない。
思想し続けるのは苦闘の道だが、わしの真理を追究
する好奇心は一生消えることはないだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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