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小林よしのり
2020.12.4 07:04日々の出来事

昨日の「クロ現」延命治療の実態を見たか?

昨夜はショックでよく眠れなかった。
新型コロナ治療の最前線で何が行なわれているかを、
NHKの「クローズアップ現代」で見てしまったからだ。

いままで医療関係者に敬意を払ってきたが、新コロの
指定病院で行われている治療は、わしの目から見れば、
「虐待」そのものだった。
スウェーデン人から見ても、これは「虐待」にしか見えない
はずだ。

冬になって老人の重症者が増えるのは当たり前のことだ。
今年は特に超過死亡が減っていたくらいだから、この夏を
延命してしまった老人の死者が増えるのも当然である。

中等症からの死者が増えているのは「看取り」が多いから
というのは聞いていたが、人工呼吸器を希望しないと患者
や家族が言っても、勝手につけている現場がある。
まったく恐ろしい!
90歳過ぎの認知症の老人を人工呼吸器やエクモで延命
する意味などあるのか?
わしの考えでは、それは「虐待」に過ぎない。

なにより驚愕したのは、遺体を家族に会わせず、看護師が
勝手に棺桶に入れていることだ。

死体は咳やくしゃみをするか?死体が飛沫を出すのか?
死体から感染することはないはずだ。
インフルエンザの関連死の場合、家族に会わせないで、
火葬場行きになったりはしないはずだ。

勝手に医療現場が地獄を作り出している。
こんな恐ろしいことが行なわれていたのか!
寝る前に見たため、ショックで興奮してしまい、熟睡できぬ
ままに目覚めたら、たちまち「クロ現」の映像がよみがえっ
てきて、怒りに震えた。

これは人間の尊厳にかかわる重大問題だ。
一刻も早く指定感染症から外さねば、もしわしがコロナに
罹っても、絶対病院には行きたくない。
秘密のうちに自宅療養して、重症化しても、秘密のうちに
自宅で死にたい。
虐待されて、死体遺棄されるのだけはごめんだ!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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