ゴー宣DOJO

BLOGブログ
泉美木蘭
2020.11.18 17:15

気をゆるめる暇もなく働く人々を追い込むな!

札幌のススキノでは、店を営業しながらすでにテナントが
売りに出されている物件がいくつもあるそうだ。
個人宅のアパートじゃあるまいし、高い賃料を支払って
これまで札幌の夜を楽しませてきた飲食店に、
よく簡単に自粛だ短縮営業だと言えますよね。
新宿歌舞伎町の夜の街がどうなったのか、
そこで働いて生計を営んでいる人々がどうなるのか、
どうして知事がそこを理解できないの???
それとも、どうでもいいと思っているのか???

東京都も、よくまあ「最も深刻」なんて言えますね。
東京都の検査陽性者数は、この10カ月でやっと34,931人。
東京都の人口は1400万人です。
10か月かけて、検査陽性者数はたったの0.2%です。
20%でも2%でもない、0.2%です。
その0.2%にしたって、無症状者や、PCR感度が高すぎて、
感染力のない、生きたウイルスすら持たない人が
大量に含まれた人数です。
感染者数493人という数字にいちいちビビッて「最も深刻」
なんて騒ぎたて、恐怖を増幅させようとするほうが、
ずっとおかしいんですよ。

こんなことで自粛だの、緊急事態だの、
絶対におかしな政策に舵を切ってはいけません!
失業してくれ、廃業してくれ、破産してくれ、自殺してくれ、
そう追い込みをかけられるに等しい、
そんな崖っぷちに
立たされ続けて、
年を越せるだろうかという重苦しい本物の不安のなか、
気をゆるめている暇もなく日々働く人々がいる
ということを、
もっと真剣に受け止めてください!!

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ