昨日、昼食をとっているときに何気なくテレビをつけたら
スパコン「富岳」がまた飛沫シミュレーションをしていた。
なんだかな~。
どんなシミュレーションをしていたかというと、
食事中、対面か横並びかで飛沫のかぶり具合が
どう違うか、について。
今まで食事をするとき、対面は飛沫モロかぶりだからNG
(横並びならOK)とされていたけど、
「富岳」のシミュレーションによると、
横並びでも顔を見て話せばもっと飛沫をかぶります、
という説明だった。そりゃそうだ。
横並びのほうが対面より距離は近い。
1300億円の費用をかけた「富岳」にシミュレーションして
もらわなくても、常識でわかる。
驚いたのは、その対策。
なんと「鏡」。
横並びのカウンターに座って、目の前に鏡を置いて、
互いに鏡に映った相手に向かって話すのだという。
「これなら飛沫はかぶりません」と、学者らしき人が
大真面目にサンプル映像と共に発言していた。
正気か。
飲食店はアクリル板に加えて、鏡も用意するのか。
客は、相手が横にいるのに、鏡に向かって話すのか。
この奇妙な光景がニューノーマル???
異常である。
話題は変わって、今度は複数の感染者が出た飲食店の紹介。
L字型のカウンターだけの小さなお店で、
AさんとBさんとCさんが感染して・・・うんぬんかんぬん。
ご丁寧にCGを制作し、それに基づいて解説していた。
「彼らは2メートルの距離を取っていました」
「換気もされていました」
「でもマスクはしていませんでした」
当たり前じゃないか!
思わず椅子から転げ落ちそうになった。
マスクして食事するって、どんなウルトラCを
使えば可能になるのか、教えてほしいよ。
テレビはどこまで迷走すれば気が済むのだろう。
もはや暴走だ。
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