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小林よしのり
2020.10.5 10:24日々の出来事

真正リベラル・小林よしのり

トランプ大統領は自身の新コロ感染について、なかなか
粋なことをつぶやいている。
「非常に興味深い旅だ」と。

最近は新コロ感染で重症化するのは、ネアンデルタール人
の遺伝子を持つ人だから、欧米人が多くて、日本人はこの
遺伝子を持たないから重症化しないという説まで出始めた。
真偽は分からない。

とにかく欧米人は重症化のリスクが高いので、トランプは
重症化するリスクがあると思っていたが、動画でいまから
みんなを驚かせると発言をして、病院から抜け出して、
車で支持者の前に現れて手を振っていた。
大した奴だな。

これはブラジルのボルソナロと同じ物語を作る可能性が
高い。
大統領候補のテレビ討論会をやるよりも、はるかに
強力なアピールになる。

しかし、今朝のコロナ脳番組「モーニングショー」を見て
いたら、相変わらずの馬鹿番組で、未だに珍コロを
脅威の殺人ウィルスだと思い込んだままだ。

失業者が毎月1万人のペースで増えて、女性の自殺者
がどんどん増えているのに、モーニングショーのスタッフは
なんの痛痒も感じないのだから、呆れ果てる。

自分をリベラルと思っている連中は、モーニングショーを
攻撃すればいいのに、「生命至上主義者」で「反戦平和
主義者」であれば、女性の自殺者を増やしたって正義と
思っている。

日本学術会議の件にしても、玉川徹の菅首相批判は、
「戦争が出来る国にしたいから」という左翼お決まりの
フレーズだ。
この「戦争が出来る国にしたいから」というフレーズを
使う奴はリベラルでも何でもない。
単なる「護憲左翼」に過ぎない。

「リベラル」を自称する奴らは単なる「左翼」であって、
「自由」を愛する気持ちにおいて、わしには絶対に
敵わない!
わしは真正の保守だが、真正のリベラルでもある。
これからわしは「真正リベラル」と名乗ろうかな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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